狩山竜二「むっ!!」
ハテナは笑みを浮かべながら、姿をどこかに消した。
狩山竜二「おい!卑怯だろ!!、ハテナ!!姿を見せろぉ!!!」
ハテナ「戦いに卑怯なんて言葉はありませんよぉ!!」
狩山竜二「おいお前それいつも言ってるぞ?」
ハテナ「そうでしたか?」狩山竜二「そうだよ」狩山竜二「ッッ!!」 ババァッ!!!
ハテナは一瞬の隙を見て、背後から狩山へと一直線に向かった。
狩山竜二「なっ!!クソがぁ!!!!」 バァァーン!!! ボカァァ―ン!!!!
ハテナは、狩山の背中を強く殴り、マンションの壁へと顔から叩きつけた。
ガラガラガラァ~… ハテナ「おっと、やりすぎてしまいましたねぇ」
狩山竜二「…あぁ‥ゴホッゴホッ…今回は‥俺の負けだ…」
ハテナ「フフッ、負けを認めるのはいいことです」
ハテナ「では、またどこかで会いましょう、さようなら」 ズザァッ!!!
そう言うと、ハテナはスーパーに向かって飛んでいった。
狩山竜二「はぁはぁ‥次は絶対、勝つからなぁ!!!!」
ハテナ「望むところですよぉ~!!」
警察B「なっ!!あの野郎!!逃げるんじゃねぇ!!待てこの野郎ぉ!!!」
ハテナ「フンッ、待った所でここまで来れないでしょう!!」
警察B「くっ!!次見つけたら、絶対に捕まえてやるぅ!!!」
ハテナ「ハハッ!懲りないですねぇ」
俺「おっ!いたいたぁ!!、うわぁ!?」
警察A「逮捕だぁ!!犯人めぇー!!!」ハテナ「なっ!先回りですか!?」
ハテナ「ならば、しょうがない!、警察さん?歯食い縛って下さいね?」
警察A「あ?」 パチンッ☆
警察A「ああぁぁぁぁぁぁぁ~!?!?!?!?」 ビリビリビリィィ-…!!!!
ハテナが指を鳴らした瞬間、警察の頭に雷が直撃した。
俺「かっけぇぇ~!!!!」ハテナ「さあ!逃げますよ!」俺「おう!!」
警察A「‥まっ待てぇ~…」 ビリビリッビリッ…
ザァッ!!… ???刑事「フッ、このまま逃げられると思うなよテメェら…、」
???刑事「いずれ、必ず独房にぶちこんでやるよ…」
こうしてハテナ達は逃げることに成功した…が、
この二人、食べて寝て暮らせる所が無い。
その為、今、二人はお金が掛からなくて何か食べれて寝られて暮らせる所を
探している。
ハテナ「さーて、どうします?」俺「うーん、どうするかねぇ」
ハテナ&俺「う~ん…」
???「…君達…」ハテナ「ん?誰ですか?」 ザッ…
???「私、ホテルが大好き、ホテルマンです」俺「…ん?、それで名前は?」
ホテルマン「ホテルマンです」俺「え?、ホテルマン…」
ハテナ「そんな事はどうでもいいです、それであなた?何の用ですか?」
ホテルマン「あぁそうそう、君達、ホテルをお探しのようですねぇ」
俺「あぁ、はいそうですけど…」
ホテルマン「私、先ほどお伝えした通り、ホテルが大好きなんです!!」
ホテルマン「なので私が、君達にピッタリのホテルへ連れていってあげましょう!!」俺「え!?マジ!?行こ行こ!!」
ハテナ「まぁ、そういうことなら行きましょうかねぇ」
ホテルマン「それでは、私の車に乗ってください!!」
そして二人はホテルマンの車へと乗り込み、ホテルへと向かった。
ブゥゥーーーン!!!!ガタガタガタン! 俺「おぉおぉ、結構運転荒いんだな」
ホテルマン「すみません、私この後予定がありまして、急いでいるんです」
ハテナ「予定があるのに、何で私達をホテルに連れていってくれるんです?」
ホテルマン「…まぁ、理由なんてありませんよ」 ブゥゥゥーーン!!!!!!
そう言うと、さっきよりももっとスピードを上げた。 ガラガラガタン!!
俺「うわぁ!!めっちゃ揺れてるぞぉ!!!」
ホテルマン「もう少しでつきますからねぇ!!」
俺「おい!こんな森の奥にホテルなんてあるのかよ!!」
ホテルマン「ありますとも!、君達にピッタリのホテルがねぇ」 カチャッ!!
ホテルマン?「さあ、動くなよぉ!?、お前達!!」ハテナ「なっ!?」
俺「うわぁ!!、拳銃!!?」ハテナ「くっ!、はめられましたか!!」
ホテルマン?「その通り!!お前らは俺にまんまとはめられたのさぁ!!!」
ホテルマン?「まぁ!精々死ぬまでの毎日を楽しめよぉ!!?ハハハァ!!」
ハテナ「フゥ、このままではまずいですねぇ…」俺「おいどうするんだよぉ…」
ホテルマン?「よし、見えてきたぞぉ?、テメェらの「ホテル」が…」
そして二人は、車から出され、「火炎刑務所」に連れていかれた。
中に入ると服を脱がされ、キツい身体検査を受けさせられ、
囚人服を渡され、着がえさせられた。
俺「くっ!!、こんな嘘みてぇな下り本当にあるんだな」
ハテナ「夢なら覚めてほしいですねぇ…」 ガチャッ!!!
警官A「お前ら!、何をゴチャゴチャ喋ってやがる!!、早く来い!!」
俺「着替える時間くらいくれよ!!」警官A「…あぁ?」
警官A「お前、立場分かって言ってんのか?」俺「ウッ…」
警官A「お前達に指図される筋合いなんかねぇんだよ」
警官A「次逆らったら、撃ち殺すからな?」俺「ヒェ…」警官A「さ、ついて来い」
俺&ハテナ「はい」警官A「声が小せぇ!!」俺&ハテナ「はいィ!!」
この刑務所は、約五百年前に建てられた。
沢山の気象荒い犯罪者達を捕まえては、死刑にしている。
この刑務所は、誰にも止められない。
もはや、この刑務所から脱獄するのは、不可能に近いであろう。
だが、この刑務所から、雄一脱獄した大犯罪者がいる。名前は
この男は、一人でこの刑務所から脱獄した。
吸盤のように手のひらを壁にくっつけ、
外へと繋がる檻を壊し、脱獄をしたらしい。
その檻への高さは八メートルほどあり、
常人ではとどかないであろう場所にあった。
その男は現在も逃亡中との事だ。
そして、そんな刑務所に捕まってしまった二人。
はたして、無事脱獄をする事が、出来るのだろうか…。
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