設定好きってコメント貰って、調子乗った主が続き思いついたので書いた。
ちょい、ナチさん・イタ王贔屓
アメ日帝、プロイセン×日帝(表記わからん)強め
アメリカが、日帝を降ろし隣に並ぶ。
思わず隣を仰ぎ見ると、満足そうな笑みを浮かべたアメリカと目が合った。
悪戯が成功して心底楽しいと言わんばかりの顔をしている。
ただ、それも一瞬の事で直ぐに引き締まった顔に戻ったかと思うと日帝の左手を手に取り部屋の中へエスコートした。
中に入って改めて辺りを見回すと、オスマン帝国、二重帝国、ドイツ帝国、ロシア帝国、ソ連、中華民国に満州国やプロイセンまで錚々たる顔ぶれが揃っている。
その中でも一際、大きな存在感を放ち日帝の目を惹き付けたのはやはりこの2人。
かつての盟友であり戦友でもあった、ナチスとイタ王だった。
日「先輩…イタ王……」
卐「日帝、久しぶりだな。会いたかったぞ」
伊王「昔と変わらず美人さんに成長したね!歳は、僕達と全然違うみたいだけど!」
もう、永遠に会うことは無いと思っていた。
優しく微笑みかけてくれることも、声もかけてくれる事も無いと。
命が尽きる前に、一目でも会いたいと強く願った。
それも、叶わず儚い夢となって散ってしまったが。
でもまさか、何十年の時を経てその時の願いが叶うなんて思っても居なかった。
前世の記憶が戻り、多少大人びて見えるが今の日帝は15歳で正真正銘の子供である。
そのため精神は、昔と違いまだ未熟だ。
思わぬ所で再会を果たした事で、喜びが極限まで達してしまった日帝はそのまま2人に抱き着いた。
抑えきれなくなったありとあらゆる感情が、大粒の涙となり頬を伝って床に落ちる。
卐「に、日帝!?どうした!!」
卐「具合でも悪いのか!?アメリカに何か嫌な事されたか!?」
伊王「どうしたの?何か悲しいことでも思い出した??」
慌てた様子のナチスと心配そうな顔をしているイタ王が、涙で霞んだ瞳に映し出される。
昔を思い出してしまい、余計に泣くのを止められなくなってしまった。
卐「もう、泣かないでくれ…お前に泣かれるとどうすればいいのか分からなくなる…。」
伊王「ほら、そんなに泣くと目が腫れちゃうよ?」
ナチスとイタ王それぞれの大きくて暖かい手が、頬を包み込むとそのまま親指で目元に溜まった涙を拭う。
日「先輩、イタ王…」
日「また、会えて嬉しいです…!」
卐/伊王「「私/僕もだよ、1人残してすまなかった/ごめんね。」」
さて、場面がいきなり切り替わってしまい大変心苦しい所であるが。
枢軸3人が感動に浸っている中、それを見守っている周りは多種多様の反応を見せていた。
オスマン帝国、中華民国、二重帝国、満州国は微笑ましい気持ちで見つめておりプロイセン、ドイツ帝国は大人なので感情を無闇に出すような事はしない。(身体だけ大人なら何人もいる。)
露帝、大英帝国は複雑そうな顔をしつつ、邪魔したら嫌われるので我慢している。
問題児2人(アメリカ/ソ連)はと言うと。
そろそろ我慢の限界が近いらしい。
今にも引き剥がしに行きそうな2人は首根っこを、それぞれ露帝と大英帝国に捕まれ牽制されていた。
牽制している2人の顔には、今行けば只でさえ嫌われてるのに余計に嫌われるぞとありありと書かれている。
しかも2人の様子に気づいたナチスとイタ王が、これ見よがしに日帝を抱きしめる腕に力を込める。
ソ連とアメリカはまんまとその煽りに乗っかてしまい、額に青筋を浮かべている。
部屋の温度が急激に下がった気がした。
露帝「ソ連、落ち着け!あからさまな煽りに乗るんじゃない!」
土帝「あれ、いつの間にこんな殺伐とした空気になっちゃった?」
二帝「俺、温度差で風邪ひきそうなんだけど?」
独帝「大人気ないな。」
中「あの馬鹿共本当に…💢」
満「仲の悪さは今でも健在みたいだね。昔みたいに、直ぐに銃での撃ち合いにならないだけマシかな?」
プロイセン「はぁ…日帝、ナチス、イタ王。込み入っている所悪いが、先に今後について話をしようか?」
プロイセン「どこかの問題児達も我慢の限界が来ているようだしな。なぁアメリカ、ソ連?」
収集が付かなくなりかけていた所で、プロイセンの鶴の一声がかけられた事によりその場は一瞬で収束した。
流石、あの混沌と化した時代のヨーロッパで最も強力な王国として君臨しただけの事はある。
☭「…うるせぇな」
🇺🇸「チッ、やっぱりいけ好かない奴だなお前は」
プロイセン「お褒めに預かり光栄だよ。」
🇺🇸「褒めてねぇよ…もういいや、こいつと話してると疲れる…。」
🇺🇸「日帝、今後について話するからこっちにおいで」
日帝も気になっていたので、大人しくアメリカの指示に従い促されたソファに腰を降ろす。
一通りこの後の流れが説明された。
その際、今から話す内容は既に決定事項なので文句は受け付けないと釘を刺すことは忘れない。
内容に関しては、以下の通りである。
・里親にはなったが、養子縁組はしていない。
実質的な保護者はアメリカ
・今日から、この家にここにいるメンバーで住む
・何かあったらまずアメリカ⇒プロイセンの順に確認を取ること(意見が偏らないために)
・4月からは、満州国と同じ学校に通うこと。
手配済なので、この後制服のサイズ確認
・1人では出歩かない、必ず誰かに着いてきてもらうこと。 以上である。
🇺🇸「何か分からないことや聞きたいことは?」
ここで、出会った時からずっと引っかかっていたことに関して再度疑問を投げかけた。
日「何故私を引き取った?子供を育てるなんて厄介事が増えるだけだ、お金もかかるしな」
日「世界有数のお金持ちであるなら尚更だろ。孤児院から引き取るより、結婚相手探して産んでもらった方が良かったんじゃないのか?」
🇺🇸「そうだな、普通に考えたらそちらの方が良いかもしれないな。」
🇺🇸「その問の答えは簡単だよ、俺達がお前以外を愛せそうにないからだ。」
日「は…?愛…??」
いきなりアメリカの口から、飛び出してきた愛という言葉に呆気に取られる。
あの、鬼畜米帝に愛という感情があったのかと失礼な考えが頭を過ぎった。
プロイセン「そもそも私達が、世界に名が知られる程の大企業にしようと思ったのも全部君の為だよ。」
プロイセン「有名になれば、誰かしらに接触があるのではと踏んだんだ。そもそも記憶が無かった様だから意味は無かったけれども。」
アメリカとプロイセンが話ながら、座っているソファの近くまで来るとそれぞれの手が日帝の手を取った。
🇺🇸「お前を探し出すのには中々骨が折れた。まさか、孤児院にいるなんてな。」
プロイセン「普通の学校を探しても見つからないはずだな…。まぁ、それも今日で終わりを迎えた訳だが。」
日「……??」
そう言うと2人は至って自然な動きで、床に片膝を付くとそのまま手の甲にキスを落とした。
それはまさに騎士が忠誠を誓う時に行う動作そのもので、2人の端正な顔立ちも相まって余計に様になっている。
🇺🇸「やっと、一緒に過ごす事が出来る。本当にこの何十年ずっとお前に恋焦がれて来たよ。」
プロイセン「今まで、離れていた分これから遠慮なく行かせて貰う。」
日「!?!?!??!」
艶かしい顔で、いきなり熱烈な愛の告白をされ既に羞恥が限界突破してしまった。
耐えられなくなった日帝は、そのまま勢い良く立ち上がるとナチスの元に向かい後ろに身を隠す。
イタ王によしよしと頭を撫でられ慰められた。
卐「プロイセン、あまり日帝を虐めるな。」
プロイセン「反応が愛らしくてつい、すまないな。」
伊王「アメリカも15歳相手に何してるのさ」
🇺🇸「敵が多いんだから、言えそうな時に言うぞ俺は!」
拝啓、院長先生
男性経験の無い私には、新生活は刺激が強すぎます。
助けてください。 日帝より
終わり!!
あとがき
私の想像力も限界突破して、ガーッと書き上げちゃいました。
🇺🇸とプロイセンの所めっちゃ書きたかったから、書けて満足しました。
今回は、ナチ・イタ王・🇺🇸・プロイセンメインにしようと思ってたのでほかキャラあんまり出番無くてすみません。
需要あるならまだ書くつもりですが、他にシリーズ溜まってるからどうしようかなって笑
日帝さん、初めてR18じゃない作品書きました。
ついでに、これ書いた後にソ日帝のR18書いてます。私が温度差で風邪ひきそうですね。
お礼💌
いいね、フォロー、コメントいつもありがとうございます!!
励みになります、これからも好き勝手書き散らかしていくのでよろしくお願いします🥺
ここまで、お読み頂きありがとうございました!
また、次回があったら次回!
ばいちゃ( ´・ω・`)ノ~
以下年齢と役職の大雑把な設定
取締役員の詳しいこと知らないので適当です。
アメリカ☆48(26)社長
プロイセン(26)副社長
イギリス(26)社長秘書
独帝(24)副社長秘書
露帝(24)専務
土帝(24)常務
二重帝国(24)経理
学生組
ナチス(20)大学生
イタ王(20)大学生
ソ連(20)大学生
中華民国(20)大学生
満州国(17)高校生
日帝(15)高校生になる
コメント
11件
( ᐛ )وアバァァァァァァァァァァァァァァ!! (好き)
大好き!!!!!!!大好きしか出てこない!!!