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四星河

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四星河

7 - 第7話

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2024年07月25日

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7

4人は、やっと任務出動許可が出た。それぞれ自分の仕事に就き、仕事をし始める。阿須と彗は第2部隊と一緒に森の探索。蒼は、黄昏について調べるため自分の国に引きこもり、麗乃は回復薬を作るため、そちらに励み始めた。


中王国の出入口に、出雲、阿須、彗と第2部隊の3人が集まっていた。

「阿須、彗。第2部隊の3人と一緒に森の探索に行ってもらう。」

出雲が2人を仕切り始めた。阿須と彗は第2部隊と初めて行動する。だから、どんな人たちなのか分からないままだった。

「じゃあ、紹介お願いするね。」

と出雲がニコッと笑いながら、第2部隊に渡した。最初に話し始めたのは黒髪で髪が跳ねまくっている男だ。

「俺ァ、和国の月影疾風っちゅうんや。よろしくな。阿須、久々やなぁ?お前とまた一緒にいれて嬉しい限りやわ。」

月影疾風(つきかげはやて)。和国出身の関西弁の男で阿須とは知り合いらしい。阿須は、「うわっ、」と嫌な顔をしながら反応をした。次に、高身長で眼鏡をかけた男が話始める。

「私は中王国出身、斑鳩依吹と言う。共に頑張りましょう。」

斑鳩依吹(いかるがいぶき)。中王国出身の軍人服姿の男だ。見た目は少し怖そうだが、話している様子を見ると、少し穏やかな一面もありそうだ。次にモジモジしながら話し始める女がいた。

「鳳佑由って言います!!颯国出身で回復を頑張ってやってます!!」

鳳佑由(おおとりうゆ)。回復メインなため、戦闘は苦手だが、できる時はちゃんと頑張る。

3人の自己紹介が終わり、出雲が話に入り始める。

「よし、仲良くしてな。今から森の探索をしてもらう。今ここは南門だから、南門を出て、東と西に分かれて探索。東の方向に行くのは、阿須、疾風、佑由。西の方向に行くのは、彗と依吹と俺が行く。目的は、どこかにある罠を全て外すこと、敵がいたらそれの始末を。じゃあ、早速向かってくれ。よろしくな。行くぞ、彗、依吹。 」

そういい、出雲は一瞬で見えなくなった。

それについて行くため、彗と依吹も何も言わずについて行った。

「じゃあ、俺らも行くか。疾風と佑由?だっけ?」

阿須は、一人一人見回し、本人たちの確認をした。疾風は昔からの仲ではあるが、犬猿の仲と言えばいいのだろうか。常に喧嘩しっぱなしではあった。それと比べて佑由は、歳が一つ下。飛び級して来た優秀な生徒である。

「阿須、元気そうでよかったわぁ。もうおらんくなってると思っとったんよ〜。いやぁ、生きててよかったわァ? 」

「勝手に殺すんじゃねぇよ!!!」

始まった。姿を見るだけで、疾風は阿須に喧嘩を売りに行く。そこをいつもの冷静な判断をしているように阿須が気をつければいいのだが、乗ってしまうらしい。佑由はその姿を見て、

「や、やめましょう!私たちも行かないと!終わりませんよ!! 」

と明るくいい、佑由が先へ進んだ。阿須は疾風を見て、舌打ちをし、疾風は阿須のことを見てニヤッと笑いながら2人は佑由の後ろについて行った。


彗、依吹、出雲班は西の方角に進んでいっている。彗も依吹も静かめな性格なため行動時も静か。彗は依吹の姿を見ながらなにか気になっていた。

「斑鳩、だっけか。確か、中王国出身って言ってたよな。ってことはすごい金持ちで、任務依頼内容も俺らとは違う内容だと聞いたことがある。なぜ、お前は探索任務に出てるんだよ。」

彗が依吹に聞く。依吹は少し後ろを振り返り答えた。

「一応そうですが、水国の涼風家よりは私の家系は金持ちでもないし、偉大でもないですよ。もっと上にいる方達は、このような任務には出されず、中王国の城の中で働いています。私は剣士志望で入ったので、ひたすら探索などには行って、現在の情報などを伝えなければいけないのです。私の周りにも結構いるんですよ。 」

中王国の人間は、他の国よりも特別扱いなため、あまり外には出されない。だが、剣士志望だったりすると、外に出され探索や任務に行かされる。依吹はその1人である。

「ふーん、なるほどな。」

「代表者のあなた方よりは私達は大きくないのでかしこまらなくても大丈夫ですよ。」

2人は、のんびり話しながら探索を進めた。

出雲は1人で変な気配がすると感じていた。


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