第3話 ホストと深海の商人。
side.Minato Yoigo&Missing
なんか流れでラウンジって所に行く事になったから着替えたんだが……。
湊都 『何かホテルの支配人みたいな服だな……。とりあえず早く行かねぇと。』
ズキズキ……
湊都『トコトコ(((((*´・ω・)』
ついさっきから頭痛が止まらない…それに頭の中で何か音が響いてる!なんなんだよこれ………でも遅刻したらヤバそうだしな…まぁ、働いてたらこれくらい忘れるだろ。
【モストロラウンジ】
湊都『(((ロ(・ω・*)フキフキ』
開店準備を初めてわかったが、ここはレストランらしい。店内はカウンターと2~4人がけのテーブル席が1階と2階にある。2階からは店内にあるデケェ水槽を上から見れる見たいだけど、あの水槽外の海と繋がってんのか?
モブ寮生A「おーい!そっち終わったか?終わったら床拭くの手伝って欲しいんだけど。」
湊都『おう、わかった。』
にしても見える限り3台のシャンデリアに巨大水槽って……俺が働いてるホスクラでもこんなデカいシャンデリア店の真ん中に1台だったのに、どんだけ金あるんだよ。
湊都『🧹ヾ(・ω・ )フキフキキュッキュッ』
ズキズキ……
湊都『ん…全然頭痛止まらねぇ…』
頭痛が止まらないのはまだいいけど……頭の中に響いてる何かの音がどんどん声みたいになって来てる!気のせいだよな…?
湊都『あとは…階段と2階か、トコトコ(((((*´・ω・)』
【階段&2階席】
湊都『(((ロ(・ω・*)フキフキ』
〚……ぇ……ねぇ………よ…!〛
ズキズキ……!
湊都『いっ………なんだ…?頭がさっきより痛い…!』
さっきから頭痛が酷くなるばかりで、頭の中に響いてるノイズ音みたいなのがはっきり人の声に聞こえてきた。なんだよ…誰なんだよ…!
〚ねぇ……聞こえてるだろ!お前……なんなんだよ……!〛
湊都『は…?なんなんだって………ていうかなんだよこの声……!』
〚俺の体……返してよ!突然入ってきて奪うなんて…!〛
ズキン!
湊都『いっ!あれ………視界グラグラして………』
あ…やばい………これ倒れる……周りに人居ねぇし……てか後ろ水槽じゃなかったか…?
バシャンッ!……
あれ……俺…生きてる…?確か…知らない奴の声が聞こえて…視界が歪んでそれで……ってか、なんかふかふかしてる?ここどこだ……?
湊都『ん…』
???『おや、起きましたか?』
湊都『っ!?……あんた……誰…?』
あるサバンナにライオンの兄弟が居た。その兄弟はとても仲が良く共に成長し、ライオンの兄は国を支える王に君臨し、弟は王になる事が叶わなかった。王の座を諦められない弟は自ら兄を倒し兄の子を追放し王の座を得た。弟ライオンは皮肉を言うようにこう言った〖王様、万歳!〗