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#まな👻🌙の小説記録会
20
アドラル皇国
23
すず
201
「ねぇ優奈。明日ってなんだと思う?」
今日の春華の声が忘れられない。
どういうことだったんだろう。
明日。明日は明日。次の日。それ以外にないよね…。まぁ。これ以上考えてもどうにもなんないか。
次の日。学校。
「ねぇ、優奈。」
「なに?またなんか変なこと言われる?」
「…来世ってあるのかな」
「…なんで急に。」
「いや、なんとなくだよ。」
今日もなんて答えればいいかわからなかった。なんで急に、そんなことを聞いてくるようになったんだろう。
私は至って普通の人生を歩んでいる。現在進行形で。でも、そこに唯一光っているもの。親友の春華。春華とは幼稚園からの仲で。気が合う。その春華、最近様子がおかしい。スピってる。まあ、誰でも通る道か。
私はそんなに事態を重くみなかった。
「ねぇ優奈。もし私が死んだら、どうする?」
春華は柵の上に座っていた
「…春華……」
「ねぇ。優奈。私たち、すごく仲良いよねぇ。」
「…でも、気づいてくれなかったんだ」
「…なにをっ」
「私が辛くて辛くて、たまらないこと。」
「…っ!」
「ねぇ優奈。質問に答えて。」
「もし、私が今飛び降りたらどうなる?」
「…春華っ…お願い落ち着いて」
「私は至って冷静だよ」
「優奈…私が死んでも、優奈は生きてね」
「だめっ!春華も死んじゃだめだよ…っ」
「……ごめんね優奈…」
春華が飛び降りようとした瞬間。私は優奈の手を掴んだ。
「…っ!優奈…!」
「春華っ、だめ、っ!戻ってきて!」
「もう無理だよ、優奈ぁ…。手離して…」
「っ!はなすものか!!」
「…なんで……」
「明日、君がいなくなった世界で…っ!!私は生きていけないっ!!」
「だからっ!!私のために…っ」
「生きてっ!!」
コメント
1件
読了しました。冒頭の「明日ってなんだと思う?」という問いから、日常の空気が一気に張り詰めていく流れが巧みですね。春華の追い詰められた声と、優奈の「明日、君がいなくなった世界で生きていけない」という叫びが強く響きました。親友の異変に気づけなかった後悔と、必死に繋ぎ止めたい想いがせつない。この先、二人はどう向き合っていくのか気になります。