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お酒。
(輝茜は成人済です 。
がちゃ 、
廊下の奥からかすかにそう聞こえる 。
「 ん…帰ってきた 、 」
とことこ 、
「 …おかえりなさい 。 」
『 あ 、 お出迎え ? 嬉しいな ~ 。 』
「 前僕がお迎えしなかったら拗ねたのどこの誰ですか ? 」
「 て言うかそれ、なんですか? 」
会長は結構な大きさの袋を片手に持っていた 、
『 あ これ? 』
「 …お酒 、?? 」
会長が袋から取り出したのは
お酒、だった 。
『 そー !今日一緒に飲もうよ 、』
「 あ~ 、 なんか嫌なことありました ? 」
『 そう 、 今日の怪異退治でさ ぁ 、 』
「 はいはい 後で聞くので先に早く着替えて 、 」
会長の服には血が染み込んでいた、
何時もならこのままお風呂に放り込むが 、
こう言う時の会長は意地でもお風呂に入らなくて 、
無理に入れようとすると拗ねるので面倒臭い 、
『 ん~、はぁーい 、 』( 泣
僕は沢山のお酒が入った袋を預かり 、
会長は重い足取りで部屋に着替えに行き 、 僕はリビングへ戻る 。
「 お酒ねぇ 、 」
テーブルに袋を置き 、
ソファーに座る 。
「 酔うと面倒臭いんだよなぁ 、 会長 。 」
「 前だって 、 … 」
バンッ!
『 蒼井ー! 着替えたよ~ !』
会長はさっきとは違う 、
綺麗な白い服に着替えていた 。
「 はいはい …じゃあはいこれ 、 」
『 ありがと~ 、 』
疲れた、
多分続く(?)