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阿笠邸
そこには阿笠博士、哀、美弥、コナンがいた。
コナン「灰原、聞きたいことがある。」
哀「分かってるわ。彼女のことでしょ?」
コナン「あぁ…教えてくれねぇか?何でお前がいや…美弥さんもか。愛璃さんと知り合いなのか。」
美弥「そうね。話すわ」
愛璃ちゃんとの出会いは私と志保が組織の目を盗んで2人で出かけていた時。突然私のカバンがひったくられたの。
志保「お姉ちゃん!大丈夫?」
明美「大丈夫よ。志保。」
すると走っていたひったくり犯を誰かが転倒させ、確保してくれた。彼女はカバンを持って私に返してくれたの。
明美「ありがとうございます。」
愛璃「大丈夫ですか?お怪我はありませんか?」
私と志保は彼女にお礼をするため近くのカフェに入った。彼女…愛璃ちゃんと話す時間はとても楽しかった。暗い表情をしていた志保も世代が近い愛璃ちゃんと気が合うみたい。愛璃ちゃんは友達が少ないらしくて、あまり話を積極的にはできないらしいけど楽しそうだった。私も話していて楽しかったし、志保の明るい顔も見れて嬉しかったわ。
でも組織に命じられて、10億円の強盗をしなくてはならなくなった。誰にも相談できない不安や志保を守らないとという使命感。でもそんな時愛璃ちゃんなら…と思って彼女に相談した。何故愛璃ちゃんなら相談出来るのかという根拠はなかったけど、確信出来ていた。
明美「私どうしたらいいのか、わからないの。組織から抜けるにはお金を…」
愛璃「明美さん…それ罠かもしれません。志保ちゃんにその人たちは価値を見出している。そう簡単に手放さない。貴方を排除する目的があるのかも」
愛璃ちゃんの言ったことに納得した気がした。でも、どうやって組織を逃げれば良いのか私には分からなかった。
明美「強盗は…する。志保を解放してくれる可能性に賭けてみたいの。馬鹿な試みだとは分かってるわ…けど…」
愛璃「防弾チョッキと血糊を用意してください。もしものことがあれば死んだと偽装できるかも…」
愛璃ちゃんに言われた通りに用意した。実際にジンに打たれてしまって、もしこれがなかったらと恐ろしく思ったわ。そこで江戸川君が来てくれて、今では無事よ。
コナン「そうだったのか…」
哀「愛璃はお姉ちゃん を助けてくれた恩人よ。だから、彼女は大丈夫。」
コナン(だから珍しく懐いたのか)
博士「新一、提案なのじゃが…愛璃さんに正体を話して協力してもらうのはどうじゃ?」
コナン「でも…」
哀「愛璃。多分私たちのこと気づいてるわよ。」
コナン「え!?」
哀「貴方が事件の時に愛璃と話したあと言ってたのよ。《流石名探偵》ってね」
コナン「まじかよ!」
美弥「あの子は私たちが気づかないところによく気づくもの」
コナン「分かった。今から愛璃さんを呼ぶ。協力してもらおう。」
《愛璃side》
コナン君に呼ばれて阿笠邸へ向かった。コナン君から自分が新一であり、灰原姉妹が知り合いの宮野姉妹だと説明された。そして3人はいずれも黒の組織というのに関わっている。
愛璃「大変だったね…。何となくそうだろうとは思っていた。けど…3人が無事でよかった。」
「私にできることがあれば協力するよ」
コナン「ありがとう。愛璃。」
美弥「私達を助けてくれてありがとう。愛璃ちゃん」
哀「お姉ちゃんのことありがとう。」
愛璃「これからもよろしく。」
博士「愛璃君。これを持っていってくれ 」
博士に渡されたのは眼鏡と哀ちゃんの持っていたバッジ。どうやら協力へのお礼だそう。
愛璃「ありがとう御座います。」
阿笠「明日、米花の森に虫取りに行くのじゃが愛璃君も来てくれないか?」
愛璃「えぇ良いですよ」
こうして阿笠邸から帰る。途中連絡が来た。
快斗くんからだ。
快斗《今度遊びに行こうぜ》
愛璃《良いよ。何処に行く?》
快斗《七夕に東都タワーに行こうぜ》
愛璃《了解》