『私を見て』
※本作品はノンフィクション作品です。
虐待や暴力のシーンがございます、見るのがつらい方はそっと閉じるのをおすすめします。
では、物語の中へいってらっしゃいませ、、
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2020年 4月 やっと待ちに待った中学生になる
青春の1ページのような学校生活を送るはず
だった、あれが来るまでは
2020年 1月 世間を揺るがすニュースが流れた
新型コロナウイルスの流行
毎日ニュースの中はコロナで何人もの人が亡くなっているというものばかりで埋め尽くされた
もちろんそれは、私たちの学校生活にも大きく影響があった
入学式の次の日から自粛期間が始まり、学校に行けなくなった
やっと私にも居場所ができたと思った矢先の出来事だった
家に居れば祖父母から罵詈雑言の嵐だった
毎日毎日息をするのも辛かった
ただ死ぬ勇気もなかった私は気を紛らわすために腕を切るようになっていった
その傷跡を隠すため家の中では長袖を着るようになった
徐々に部屋に篭もるようになり、祖父母と会話すらしなくなっていた
そうすれば、怒鳴られずに済んだ
部屋でじっとして、いい子にしていれば何も言わなかった
昼夜逆転の日々を過ごし、昼は寝て過ごし夜に活動をする
夜には以前からハマっていた、バトルロイヤルゲームに明け暮れていた
そこで出会ったネッ友に心を救われた
毎日電話して、ゲームをひたすらしていた
ここが私の居場所なんだと
まだ生きてていいんだと思った
けれどそんな幸せな日々はそう長く続かず、夜ゲームをしていた部屋に突然祖父が入ってきた
雅祖父
「毎日毎日誰と話ししてんだ??おい!!てめぇまた男に媚び売ってんのか?気色悪ぃんだよ。しばらくスマホは没収だから 」
突然の出来事に驚愕してしまい、しばらく状況を理解出来ずにいた
以前からずっとそうだった、なにか気に入らないことがあれば殴られ、蹴られた
私の大事なものも奪われる
そうやって祖父母は私を支配してきたのだ
まるで操り人形かのように
いい子でいることを私に求めた
それから時は経ち、やっと自粛期間が明け、中学校に登校出来る日が来た
楽しみと少しの気だるさを覚えながらも、学校に向かっていった
ただそこには1つ大きな問題があったのだ
小学生の頃、転校した学校でいじめを受けていたのだ
毎日無視され、勝手に人の筆箱などをいじられた
クラスのほぼ全員からいじめられていたのだ
中学のクラスに入った瞬間、嫌悪感を覚えた
同じクラスにいたのだ、私をいじめていたヤツらが
けれどそいつらは何食わぬ顔で話しかけてくる
まるでいじめていたのを忘れたかのように
それでも憎めなかった、復讐が出来なかった
もし復讐をしてしまえばそいつらと同じところに落ちてしまう
それだけは嫌だった
だから必死に笑顔を作り、仲いいフリをした
それからの日々はまるで地獄に居るようだった
毎日家に帰る度に吐き気を覚え、ご飯が喉を通らない
それでも身体は栄養を求め吐いてもひたすら食べ続けた
嫌悪感で腕を切ることさえあった
そんな日々に嫌気がさし、1人、部屋にとじこもるようになった
私が部屋に閉じこもるようになってから、更に祖父母は私を忌み嫌った
まるで汚らわしいものを見るような目でこっちを睨んだ
そんな祖父母も自分自身も大嫌いになった
毎日毎日泣いては吐いて、腕を切るそんな日々を送り続けた
それでも、今生きている
それは私が入った部活の仲間のおかげだった
元々野球に興味があったのだが、男ばかりしかおらず、まだ男性恐怖症を克服しきれていなかった私にとっては地獄のような場所だった
その時に初めてソフトボールという競技に出会った
野球と似ている形の競技だったためこれだったらと入部した
コロナのこともあり、1年のうちは中々部活動が出来ずにいた
それに相まって、引きこもるようになった私は好きになりつつあったソフト部を辞めようと思っていた
たまたま、学校に行った日、部活があり、少し後ろめたい気持ちを持ちながらも重い足を引きずりながら部活に行った
その時
同級生が私に言葉を発した
凛
「あっ!!雅ちゃんー!!待ってたんだよ?学校にも来ないし、、心配してたんだからね?」
雅
「っ、、!ごめん、、ちょっと色々あって、、笑」
凛
「またそうやって無理に笑う
私は雅ちゃんのこと傷つけたりしない
私達友達でしょ?友達なら悩みたくさん聞くよ?」
花音
「そうだよ、友達なら悩み聞くよ?
雅が居なきゃ、部活楽しくないよー!」
雅
「泣、、、んんぅ、、、
ありがとうーー!!!!泣」
凛
「あははっwちょっと苦しいよー!!w」
花音
「苦しいってぇ笑相変わらず力強っw
ゴリラすぎるだろっ!w」
雅
「誰がゴリラじゃい!!ww」
2人の言葉が嬉しかった
私を友達と認めてくれたことが
私たちの後ろで微笑んでる愛美もずっと私を待っていてくれたのだ
3人のおかげで今私は生きている
ありがとう、本当にありがとね
そんな3人のおかげで朝から学校には行けずとも部活があるおかげで頑張って学校に行けた
そうこうしているうちにいつの間にか私達は
2年生になった
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『私を見て』2話 終了です
おかえりなさいませ、どうでしたか?
雅が学校に行けなくなった理由
そしてそんな雅を待ち続けた仲間達
雅には家族以外にも自分を認めてくれる人をやっと見つけたみたいですね
それから物語の中に出てきた自傷行為
今作者の腕にも無数の跡があります
死ぬ勇気がなかったため、ただひたすら自傷行為に逃げ続けました
自分の話はここまでにしましょう
3話からは雅達は2年生になります!!
物語はここから徐々に歪んでいきます
精神的に1番苦しかった時期でした
かなりお話が長くなるかもしれませぬ
お付き合いいただけると嬉しいです
それでは、次のお話でお会いしましょう
すこしだけ3話を覗いて頂きましょう
(予告的なものだと思って下さい)
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雅
「ごめんなさいっ、、!
もうしないので、、やめてください!!」
雅祖父
「何回お前に裏切られればいいんだよっ!!!!あ??お前まじで、母親に似ちまったな、ほんと失敗作だよお前も」
雅
(失敗、、作、?そう、、だよ、ね、、
私は失敗作なんだ、、早く死ななきゃ、)
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一体雅はどうなっていくのか
それは3話にて謎が解かれるかもしれません
次回 『私を見て』3話 失敗作
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