『魔具完成』
青薔薇屋敷は魔獣対策に精を出し、不夜屋敷は阻止と魂狩りの攻防が続きアリアの宣言した一週間が経った…
『青薔薇屋敷 客間』
と扉を大胆に開ける音がした…
アリア:皆様!お待たせしましたわ!ついに魔具が完成いたしましたわ!
青薔薇屋敷一同:おお~✨
紅姫:アリア一週間魔具錬成お疲れ様…
湊:早速、どんな魔具か教えてもらえるかい?
アリア:あら、湊様もいらしてたのですね~✨推しカプに魔具届けにあがれてなんと幸運なんと奇跡な事か…
アニエス:尊いのは分かったから魔具見せなさいな…(汗)
アリア:コホン…そうでしたわではご覧あれ!我がアステル家秘伝の技術で錬成したうちの子(魔具)を!
そう言うとアリアは魔具を覆っている布をとるすると大きな魔具が現れる。
紅姫:この大きい魔具はどう使うんだ?
アリア:よくぞ聞いてくださいました!この魔具はですね~魔獣を一箇所に集めまとめて浄化出来てしまう魔具なのです!ですが、1つ欠点がございますの…
湊:欠点って?
アリア:それは、この魔具に収納する為に魔獣を惹きつけなくてはならない事ですの…
紅姫:つまり、囮役が必要というわけか…
アリア:はいですの…
湊:誰かが囮にならなくても魔獣が好むもので収納するのはありかな?
アリア:可能ですわ。実際に試験した結果がその理由ですもの。
紅姫:成程ね。
アニエス:魔獣が好む物…魔力ね…なら餌に魔力を付着させて魔具に入れて収納!って感じかしらね
アリア:そう言う感じですわ!
紅姫:とにかく、魔具の使用方法はわかった。
湊:早速、騎士団に魔獣が現れそうな場所に魔具を配置させるね。
紅姫:よろしく頼む。
湊:うん。
湊は返事をすると懐中時計を通し騎士団に連絡をする、数時間後騎士団が青薔薇屋敷にやって来て魔具を魔獣の出没場所に配置作業に入りその数時間後湊は騎士団から全て配置が完了した事を連絡を受ける。
湊:全ての魔具配置完了したって。
紅姫:そうか、皆、全ての準備が整ったこれからは厳しい戦いになるかも知れないが…頑張ろう、そして一人も欠ける事なくこの戦いに終止符を打ちアリサ封印の手がかりを探すぞ!
紅姫以外の屋敷一同:おう!
その日の夜両屋敷の間にある屋敷に紅姫と湊そしてリリエルとリオの姿があった…
紅姫:やぁリリエル元気そうで何よりだ
リリエル:そっちもね、さてと本題に入るわ、現在魔獣の動きは活発化してきているわ。リオ
リオ:うん、君達が魔具師に頼んで魔具を配置した場所は確実に魔具が活躍してはくれてるけどいつまで持つかわからない状態だ…
リオは紅姫と湊に魔具と魔獣の状況を1つの端末にまとめた映像を見せる。
紅姫:魔具は機能してるけども時間の問題って事ね…
湊:でも、とりあえず魔具が機能してる事は分かったね。
リリエル:ええ…アリサが感づかなければこのまま数を減らす事は出来るわ…
リオ:あぁ…後は俺達の両屋敷の頑張り次第だ。
湊:成程…魔具と魔獣の状況はわかった。それで2人が探ってるアリサ封印の手がかりはどう?進展あった?
リオ:残念ながらもう少しかかる…でも約束する、必ず探り出して君達に真っ先に教える。
湊:うん。それまで待つし、この状況を耐えてみせるさ。
リリエル:封印に関しての方法をまだ見つけられなくてごめんね…
紅姫:良いのよ、リリエル達だって操られてるフリをしながら封印の機会を伺ってる訳だし気長に待つさ。
リリエル:ありがとう。さてとそろそろ解散しましょアリサにバレたらまずい
紅姫:そうね…2人共無理しないでね。
湊:何かあれば伝書鳩で伝えてね。俺達は君達の味方だから…
リオ:あぁ…ありがとう。それじゃまたね…
そうリオが告げた後リリエルは指輪で扉を作り不夜屋敷へと帰る。
紅姫:封印に関しては進展なし…私達も2人を救う方法と封印の事について調べないとね。
湊:そうだね。じゃあ俺達も青薔薇屋敷に帰ろうか。
紅姫:えぇ
紅姫が返事した後湊は時の魔法を発動させ、青薔薇屋敷へと帰還する。
4人の運命を変える、大戦まで後数カ月魔獣殲滅とアリサ封印方法を見つける為に動き始めるのであった。
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