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まだ、生きさせて。

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まだ、生きさせて。

第11話 - 第11話｢なんで｣

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2024年01月13日

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11話｢なんで｣

R｢…ありがとう、エミさん｣

E｢！私、考えてみま…！｣

R｢でも、大丈夫。治らんし｣

E｢…え？｣

R｢そんなに頭いいのになんで彼女出来ないん？w

俺みたいになんも出来んやつやないのに｣

E｢え…？病気、治すつもりないんですか…？なんで…？｣

R｢俺の余命。見たやろ？もう時間ないねん。

あと…1年持つか持たんかの体やで？｣

もう無理やって、エミさん。

あんたの力、俺なんかに使わんで？

無駄な時間過ごして欲しくないねん。

分かってや、この気持ち。

もう全部、諦めとるこの心を。

E｢でも…！それでも可能性は…！！｣

R｢エミさん！ええって。

俺、あと少しの人生皆と馬鹿して満足して死にたいんやって

…お前が、頑張る必要、無いねん…｣

E｢…！｣

…その顔。もう無理やって悟った時の顔や。

俺と同じ。諦めた人間の、顔。

ね、こんな人間助けたないやろ？

…助ける気、失せたやろ？

R｢諦めて｣

E｢…ｯｯ！！なんで…ｯ、何でですか…！私まだロボロさんといたい…！！他の人やってそうですよ…っ！少しづつ皆悟ってきてるんです…ロボロさんが病気持ってるって…｣

R｢え…？｣

なんで？どゆことや

でもゾムは約束は守るやつやし…どこから漏れて…？？

E｢この前お見舞いに来た時です。元々皆ロボロさんは隠し事しとるんちゃうかって思ってたらしいんよ。その時机の上に薬あるん見つけて…コネシマさんはよく分からんこと言っとったけど｣

R｢おぉ…急に殴るなお前…笑｣

E｢それで皆あれ、今までのロボロさんの行動怪しない？ってなってたんよ…少なくとも、察しの良いトントンさんには多少の事バレとる…と思う…｣

R｢んー…もう頃合いなんかなぁ〜…｣

E｢え？｣

R｢いや？もう俺の病気の事伝えた方がええかなって｣

そっか。

皆薄々気付いてきてんねんな

俺がなんか病気を持っとるって。

元々家にあいつら入れるつもり無かったせいで机の上に大事なもん置いとったし…完全に俺のミスやなぁ…

R｢でも…あいつらの迷惑になるかな｣

E｢？迷惑？｣

R｢俺に病気があるって知ったら、気とか使い始めるやん。

俺、そういうの嫌いやし、相手にも迷惑かけてまうから言わんようにしとってん｣

E｢…良いんですよ？迷惑掛けたって…｣

R｢え？｣

E｢だって僕ら…仲間やないですか…

黙って居なくなるぐらいなら迷惑だってかけてください…

やから…俺らを頼って下さい…

いくらやばい病気でも皆で頑張れば、なんとかなります！！｣

Z｢そうやぞロボロォ！！｣

………

R｢いや何でお前おんの？？｣

𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡500