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〜阿部side〜
🤍『…何…これ…』
🖤『…怪物…?』
🧡『…有り得へんやん…』
💙『…おい、佐久間。いくらアニメが好きだからって俺たちを2次元の世界に転生させたのかよ…』
🩷『…いやいやいやいや(ヾノ ̄▽ ̄)俺がそんなことできるはずないでしょ!』
💙『…だったらなんなんだよこいつらは!』
🩷『分からないよ!』
❤️『翔太落ち着いて。流石に転生なんてできないよ。』
💚『…舘さんはもう少し驚いてもらってもいい?』
💜『…けど、ほんとに理解出来ねぇな…』
💛『…ああ。これ現実なんだよな…』
スタジオから外に出てきて見た光景に俺たちは愕然として動くことができなかった。
佐久間と翔太は訳分からない事を言い合ってるし他のメンバーもみんな各々の反応をしてる。
地上には俺たち人間と大きさは変わらない奴と4足方向の動物のようなものや熊みたいな大きな怪物、そして空には自由に飛び回る鳥のような怪物が何匹も現れていて街を攻撃している…
建物は破壊されバラバラになってるしみんなパニックだ…
『ぐわああああああああ…!!!』
💛『危ない!』
⛄️(岩本以外)『うわあああ!』
街の様子に驚いて立ち止まっていたところに怪物が突っ込んできて俺たちは地面を転がった。
💜『照!』
💛『…っ!うっ…』
🧡『照兄!しっかりしてや!』
💛『…康…二…俺は…平気だ…っ、』
❤️『照話すな!』
照が咄嗟に反応して近くに転がっていた建物の扉のようなもので盾になってくれたけど怪物の突進をまともに受けてしまった照は動けないほどボロボロになってしまった…
💙『…嘘…だろ…』
全身に大怪我を負った照を見て俺たちは完全に力が無くなって座り込んだ。
…俺たちは…ここで…
子供たち『うわあああああああああ!』
🩷『止めろ!』
💚『佐久間!』
近くでたくさんの子供たちが怪物に襲われていたのを見て佐久間が飛び出して行った。
🩷『…っ!…早く…逃げて…!』
子供たち『…お兄ちゃん…足が…』
🩷『…俺は…大丈夫だから。…早く!』
子供たちを怪物から守った佐久間だったけど佐久間の右足が怪物に噛まれている…
💚『大丈夫。俺たちもいるから。早く逃げて。』
子供たち『…うん。』
泣いている子供たちに優しく声をかけて何処でもいいから逃げてもらう。
💙🤍🖤『はああああああああああ!』
『ぐわああああああああああああああ!』
その間に翔太とめめとラウールが転がっていた鉄パイプなどを持って怪物を倒してくれた。
💚『佐久間!』
🩷『…うっ。』
佐久間の右足は血に塗れている…
💙『…お前…無茶…し過ぎだろ…』
🩷『…ごめっ!』
💚『無理に話さなくていいから…!』
💜『…照、佐久間…。本当に何が起きてるんだよ…』
大怪我を負ってしまった照と佐久間を見て俺たちはもう動くことができないし俺も理解ができない…。
『…地球に住む人間ども!聞こえるか!』
⛄️『·························!』
その時真っ暗に覆われた空から大地が震えるくらいの威圧感の声が聞こえてきた。
❤️『…なんだアイツは…』
空を見つめると大きな真っ黒い塊が赤い両眼を光らせて地上を見下ろしていた。
ダークキング『…我が名はダークキング。闇を支配する闇の王だ。』
💚『…闇の…王?』
ダークキング『…我は今まで多くの世界を闇で支配し滅ぼしてきた。次はこの地球だ!覚悟しろ!』
🤍『…世界を…滅ぼした…?』
🖤『まさかそんなヤツが…。』
一言呟いて消えたダークキングがいた空を見つめていた俺たち。
…ほんとにもう現実だとは思えない…。
🧡『照兄!起きてや!』
❤️『照!』
💙『佐久間!起きろ!』
康二と幼なじみ2人の声を聞いて我に返った俺は照と佐久間のことを見つめる。
照も佐久間も意識を失ってしまっていた…
💜『…ここは危ないからどこか隠れられる場所に行くぞ!2人をなんとかしないと!』
ふっかの声を聞いて俺は佐久間を抱えてふっかは照を支えながらとにかく逃げた。
〜
どのくらい走ったか分からない。
いつの間にか怪物たちは消えたみたいで辺りは静まり返っている。
なんとか生き残った…俺たちだけは。
他に人の気配も動物たちの気配も何も感じない。
本当にさっきの闇に滅ぼされてしまった…
🧡『…照兄、さっくん…』
🤍『…2人とも目を覚ましてよ…』
🖤『…こんなの嫌だよ…。』
倒れたまま全然動かない照と佐久間…
佐久間の右足はもう形が…
💜『…ふざけんなよ…こんなの…許せるはずがないだろ…!』
❤️『…ふっか…』
寝ている照と佐久間の隣に座って感情を表すふっかに何も言えない…
…けどなにか2人を助ける方法は…
ピカーーーん!!!
🤍『…ふっかさん!?阿部ちゃん!?』
💜💚『···············!!』
🖤『その光は…』
💙『…照と佐久間の傷が消えていく…』
強く願ったら俺とふっかはそれぞれ紫と緑のメンバーカラーの光が両手から出てきて照と佐久間を包み込んでいた…。
みるみる内に2人の傷が消えていき、佐久間の右足も完全に元通りになった…
🧡『なにしたん!?』
💚『…いや、俺も分からない…』
💜『…2人を何とかしたいって願ったら急に光が…』
どうやらふっかも俺と同じ理由で光を出したらしいけど…
『ぐわああああああああああああああ!』
❤️『…!危ない!』
💙『止めろ!』
ドカーーーーーん!!!!
❤️『…これは…』
💙『…まじかよ…』
💚『…今のは水と氷…?』
そこに襲ってきた怪物を翔太と舘さんが倒してくれたんだけど…2人も水と氷を出していた…
💚『…俺たちやっぱり能力を使えるようになったんじゃ…』
…信じられないけど実際に照と佐久間を回復できたし翔太と舘さんは攻撃した…
…ラウールもめめも康二も試しにって力を込めたらそれぞれ風、電気、岩を使えた…
それに現実に怪物が現れて闇も…
🖤『…力があるなら俺は戦いたい。』
💚『…めめ。』
めめが静かに、でも力強く言葉を発した。
🖤『…簡単じゃないことは分かってるつもりだよ。けど俺はまた今までの普通の日々を取り戻したい。』
めめの目は真剣だ。
決してふざけて冗談を言ってる訳ない。
🤍『うん。俺もだよ。』
🧡『俺もや。怖いけどやっぱりまたみんなと笑って過ごしたい!』
❤️『そうだな。ここで諦めるのはダメだな。』
💚『俺たちに能力が覚醒したのもなにか関係あるかもしれないし。』
💜『…ああ。さっきも言っけど闇の奴らの好き勝手にさせてちゃダメだ。…翔太。』
💙『…ああ。分かってる。』
❤️『…翔太、無理は…。』
💙『…怖いけど俺だけ戦わないなんて嫌だ!』
突然奪われた俺たちの日常を取り戻したい。
俺たちみんな同じ気持ちだ。
💛『なら、特訓してちゃんと戦えるようにならないとな。』
🩷『ああ!やってやろうぜ!闇なんか吹っ飛ばしてやる!』
💚『…佐久間、照…』
💜『…大丈夫か?』
💛『…ああ。心配かけた。』
🩷『ありがとう!』
照と佐久間も無事に目を覚ましてくれて俺たちは闇と戦うために特訓をし続けた。
必ず闇を滅ぼすと強く誓って。