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2▓▓▓年11月3日
10月よりも寒くなり始めた。カーテンの隙間から漏れ出る朝の光が、部屋の隅まで届くことはなく、冷たい空気がゆっくりと胸に染み込んでくる。
重い瞼を無理に開けると、もう見慣れた天井がそこにあった。
「…ん、さむ…」
布団に潜って、もぞもぞと動く私(
そろそろ起きないとなぁ…
布団から出ると予想以上に寒かった。これはキツい。….まぁなんとかなる!!
キッチンへ行って、昨日のうちに食べきれなかったシチューを冷蔵庫から取り出し、火をつけた。
「よし、温まったかな?」
温められたシチューをお皿に盛り、トーストを取り出し、シチューを口に運んだ。
「…うまぁ〜…」
我ながらいい出来だなぁ〜と心のなかで自画自賛している内に食べ終わった。
お皿を洗ってから鍋の中を覗き込むと、まだ結構残ってた。今日の内に食べなきゃ。
鍋を冷蔵庫に入れて閉めた。
服を着替え終わり、カーテンを開けると、薄暗い街に響く轟音と、叫び声が聞こえた。
「またか…」
つぶやきながら急いで外へ飛び出すと、いつもの魔族とは違う、皮膚の一部が金属に覆われ、動くたびに耳鳴りのような機械音が響く。
___これって…
「人工の魔族__…?」