テラーノベル
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「……んぅ」
もう朝なんですか……?早いですね。
………………起きたくないです。学校行きたくないですぅぅぅ。
「はぁ……支度をしなければ」
お弁当は……卵焼きと塩鮭は外せません。ミニトマトとあ、昨日のきんぴらごぼうでも入れましょうか。
よし、完成です!我ながらいい出来ですね……そろそろ学校に行かなくては。
「いってきます」
はぁ……辛いです。なんであんな地獄みたいな空気に自ら突っ込んで行かなきゃ行けないんですか。
く
てか私、ランキング2位でしたよね。え?こんな嫌われキャラが?嘘つきじゃないですかあの自称神。
きく
はぁ〜こんなにも行きたくないなんて人生で5度目ですよ。
「キクっ!」
「はっ!あ、アーサーさん!?どうしたんですかこんなところで」
「と、友達を迎えに来て、悪いのかよばかぁ!」
「い、いえ!その……すみません、すっかり気付かず」
「べっつに気にしてなんかないんだからな!ほら、学校行こーぜ」
「……!はい」
まさかお迎えに来て下さるなんて……朝からツンデレが見られてじじいは嬉しいです。
「あ、」
「ヴェッ」
たしか教室の隅で怯えていた子ですよね。名前はなんでしたっけ?ふぇ、ふぇる?
「キク、行くぞ」
「え?は、はい」
「っあ、まって」
アーサーさん、なんだか不機嫌そうです。何かしてしまったのでしょうか。ここは話を逸らして
「そういえばアーサーさん。今日お昼ご飯一緒に食べませんか?」
「!お、お前がどうしてもって言うなら……」
「はい!お願いしたいです」
「し、しょうがねぇな!」
上手くそらすことが出来ました。それにしても何にキレてたんでしょう?まぁ今は気にしなくても大丈夫ですよね。
「アーサーさんはいつも昼食はどちらで食べているんですか」
「あぁ、いつもは食堂だな」
「食堂……まだ行ったことないんですよね」
「そうなのか?この学校はグローバルに対応してるから、一応各国の食事は楽しめるぞ」
「そうなんですね。行ってみたいです」
「そうだな。今度行ってみるか」
アーサーさんと話していると時間がすぐすぎてしまいますね。なんというかこうスマートさと言いますか。
「ではこちらで」
「あぁまた」
おや、今日は学級委員長のバイルシュミットさんがお休みなんですね。なんだか嫌な予感がします。
嫌な予感当たりましたー。今日の体育2人で1組作るやつじゃないですか。このクラス奇数だから私絶対余りますよこれ。
「ねぇオレと組まない?」
「へ?」
「オレ、フェリシアーノ・ヴァルガスって言うんだ。よろしくねキク」
「は、ははははい。わ、私は本田菊と申し、ししします 」
「いや、俺は知ってるんだけど……」
いや、気まずすぎます!なぜ私は虐めていた(かもしれない)人とペアを組んで、え?え?あたまがぱんくしそうです……
「……」
「……ヴェー」
何か喋った方がいいんですかね。私これといって面白い話とかないからどうしたら
「ねぇ、記憶喪失っていうのはホントなの?」
「え?」
コメント
6件
新エピありがた🙇🏻♀️
1行目から 墓行きました 。 んぅ とは 、🔎本田菊=尊い あ゙ーーーー .ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ つまり 主さん 最高 フェリちゃん そこ で 自分を虐めてる(かもしれない)人に接近するこは ずごいよ ー .ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ.ᐟ
ჱ̒˶ー̀֊ー́ )アサカクナイスウウウウウウウウウウウウ⤴︎フェリちゃんがまさかの自分から接触しに行ったとは、、、♡ 続きまってます(*^^*)