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転生

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転生

3 - episode.2

♥

64

2025年01月07日

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翌日は、11時の集合時間に間に合うように、9時から起きて準備をした。家を出る時間も余裕を持って、もともと出る予定の時間より10分早く出た。…一言で言おう。張り切りすぎだ。

俺は何を期待しているんだろう。分からない。愛されたい、そんな願望はいつだって俺のすぐ側にある。でも逆をつけば、それくらいしかない。それ以上は望まない、はずだったのに。友人だって要らないっておもってた。


あ、ごめーん!待ったよね


全然大丈夫です、

どこ、行きます?、


どこ行こっかな〜

んー、カフェでも行く?


はい!


かふぇぜふぃーろ、というところに行くまでで分かったことは、彼の名前は奏斗、と言うこと。彼は高校一年生であること、今から行くカフェで友達が働いていること、だ。教えて貰ってるうちに、お互いタメ口を使えるぐらいには、あっという間に仲良くなった。奏斗は

やっぱ僕とセラは気が合うんだよなー

なんて言って、笑っていてその姿が愛おしくて、思わず俺も笑ってしまった。すると奏斗が、ドヤ顔でこっちを見つめる。何かと思うと


ここよ、ここ!


オシャレなお店だね〜、


でしょ〜?


なんで奏斗が自慢げなの笑


まあまあ、


そんなこんなで、カフェに入ると

紫髪の明るい店員さんが駆け寄ってきた。


ぁれ、雲雀今日居るんだ


って奏斗が小声で言ってたが、意味を考えても俺が分かるわけないので、もう考えるのはやめて、カフェに目を向けた。


いらっしゃいませー!って、奏斗かよ

あ、…お、お隣さんは?


そういう彼は、少し驚いたような顔をしていた。ま、気にしても変わらないだろうし…


奏斗の友達、です


そうそう!セラフはもうマブだから

まいめんっ


あ、もうマイメン決めちゃってんだ


これが、働いてる友達の雲雀ね


雲雀、さん

俺セラフって言います。よろしくお願いします、


さん付けも敬語いらんよー笑

セラおね!よろしくな!


ひ、ばり!よろしく


そう言うと、彼は嬉しそうな笑顔で俺の頭をわしゃわしゃなんて、効果音がつきそうなくらいに、撫でてくる。

子供扱いしすぎ!

なんて頬を膨らましても、

セラおは可愛いなぁ

なんて言って、更に撫でるだけだった。キリが無いと思ったのか、奏斗が呆れながら


そんじゃ、席まで案内よろしくね雲雀


奏斗がそう言うと、雲雀はそそくさと案内してくれた。



episode.2  友達。

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