赤「なぁ、しの」
紫「ん?なぁに?」
赤「最近出掛けることが多いのではないか?」
紫「予定がいっぱい入ってきちゃってて…」
紫「夏休みも入ったばっかりだし…」
アルケーと付き合い始めてから約半年。
パソコンの操作を覚えるためにレッスンに通ってみたり、ダンスの練習もあったり、ジムに行ったり。
そんな忙しい日々が続いていた。
おまけに大学の夏休みも始まり、大学の友達には「ここいこう」「あそこ行こう」と、観光や泊りがけの旅行に誘われ、予定の合間を縫ってそちらにも顔を出すようにしている。
赤「少し控えることはできないのか?」
赤「流石に…少し彼氏を構ってくれてもいいんだぞ?」
紫「え!!」
紫「アル妬いてるの?!
赤「馬鹿、俺が妬いてるわけ無いだろ」
赤「人間相手に嫉妬なんてするわけがない」
赤「俺からすれば人間なんて下僕に過ぎないからな」
妬いてるのか問いただせば急に饒舌になる魔王様
きっと照れ隠しなんだろうなって思うけどちょっとだけ意地悪してみたり
紫「そんなに俺に興味ないの…?」
赤「すまない」
赤「言葉選びが悪かったようだな」
赤「もう一度言い直してやろう」
赤「お前の周りの人間が俺に勝てるわけがない」
赤「お前の周りには俺を超える人間がいないと言うわけだ」
紫「どういうこと?」
アルケーの言葉はかっこいいけど少し回りくどい。
俺のちょっとゆるめの頭では理解できないような言い回しをすることがある。
赤「俺が一番しのを愛しているから何も問題ない」
紫「え…」
赤「なんだ?なにか問題があるか?」
赤「逆にしのは俺以上にしのを愛しているやつを見たことがあるか?」
紫「なんで急に愛してるとかいうのさ〜!///」
やっぱりアルケーには敵わないみたい
コメント
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わいうさんの息抜きで私は救われる…!この2人尊いです_:(´ཀ`」 ∠):
テスト勉強の息抜きです!