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青空るるが授業を締めくくり、クラスは少しずつ休憩時間に入ろうとしている。そのとき、デクくんやお茶子ちゃん、耳郎、爆豪たちが、まだ彼女の言葉について考え込んでいる様子が見られる。
デク(手を挙げて)「せ、せんせい、あの…さっきの、世界が本当に存在しているのか、って質問なんですけど…なんだかすごく頭が混乱してきました。」
青空るるは、デクくんの反応ににっこりと微笑んで答える。
青空るる「混乱するのが普通よ!哲学って、答えがあるようでない、無限に続く問いなんだから。でも、それこそが面白いところなの。考えすぎても答えが出なくていいんだよ。それがまた面白い。」
お茶子(少し考えながら)「でも、先生。もし夢の中でも現実でも、私たちってどうすればいいんでしょうか? 信じるものは何なのか、よくわからなくなっちゃう。」
青空るるは、お茶子ちゃんの言葉をじっと聞き、少し考えた後に答える。
青空るる「面白い質問ね。そういうとき、私は『今、感じていることが一番大事』だと思うんだよ。夢か現実かは後で考えることにして、今ここで何を感じて、どう動くか。それが一番大切。」
爆豪(不敵に)「そんなふうに、考えることに意味があるって言われてもな…。現実なんて、あっちの世界でもこっちの世界でもどうでもいいだろ。俺はとりあえず、自分が勝つために動くだけだ。」
青空るるは爆豪の言葉に軽くうなずき、少し笑いながら答える。
青空るる「その通り。爆豪くんみたいに、目の前のことに集中するのも哲学的な一つのアプローチだよ。結果を求める姿勢は大切だし、無駄なものに縛られないからこそ強くなれるんだろうね。」
爆豪は少しむっとしているが、青空るるの言葉にはどこか納得している様子。
耳郎(クールに)「でも、結局、私たちって『信じる』ものがなきゃ動けないわけでしょ? じゃあ、信じるものが変わったら、私たちの世界も変わっちゃうんじゃないの?」
青空るるはその問いに静かに耳を傾け、少しの間考えてから答える。
青空るる「その通りだよ。『信じるもの』が変わることで、世界の見え方も変わる。でも、それが怖いことだと思う? それとも、新しい視点が生まれるチャンスだと思う?」
教室の中に静かな空気が流れる。生徒たちはそれぞれ自分の信じているものが変わるということについて、心の中で考え始める。
青空るる(微笑みながら)「『世界は自分がどう見るかで変わる』っていうのも、ある意味哲学的な真実だよ。私たちがどんな視点で世界を見ているか、それが私たちの現実を作る。だから、信じるものが変わっても、それは新しい一歩だって思うんだ。」
しばらく沈黙が続くと、デクくんが突然手を挙げて発言する。
デク「なるほど…。じゃあ、たとえ夢の中でも、何かを信じることができたら、それが私の『現実』になってるってことですね!」
青空るる(嬉しそうに)「その通り! デクくん、さすがだね。信じることで、自分の世界がどう変わるか。それが哲学の面白さの一つでもあるんだ。」
休憩時間に入ると、青空るるは机の上に置かれた紅茶をもう一度手に取り、リラックスしながら、今日の授業についてふと思う。
青空るる(小声で)「みんな、少しでも哲学を面白いと思ってくれたかな?」
次回の授業のことを考えながら、青空るるはゆっくりと紅茶を飲み干した。その後、教室の扉を開け、気になる生徒たちの様子をちらりと見た。