警備員や監視カメラ、罠をくぐり抜けて、ようやく”これ”が手に入った。
「よっし、後は逃げるだけ…」
そして逃げようとしたところで、警報が鳴った。
「やっべ」
俺は慌てて逃げ出す。
走っていると、後ろから政府の人間らしきやつが追いかけてきた。
「待て!それは政府が管理してる魔具だぞ!」
「知るか!これは俺たちに必要なものだ!」
そうして走っているうちに、俺は屋上に追い詰められた。
「観念しろ!」
「くっそ…」
………なーんてね
「凸さん大丈夫!?」
「べるちゃん!ナイスタイミング!」
空から仲間のベるちゃんが地面に降りる。
「またやらかすなんて、やっぱり凸さんはポンコツだね。」
「はあ!?って、そんなこと言ってる場合じゃない!べるちゃん!」
「はいはい、しっかり掴まっててね!」
コウモリの翼を生やしたべるちゃんに、俺は強く掴まる。
「てことで”mmmr”の皆さん、さよーなら!」
「あ、待て!」
俺とべるちゃんは、暗い闇夜の空に逃げた。
「………くそ、”odmn”…いつか必ず捕まえてやる…」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!