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俺は好きな人がいるんです!
その子はなんちゅーか、笑顔が可愛い!
その子は隣の席で、最初は目が合わせられなかったけど話したら毎日楽しくってさ!!!
そして勇気出して告ったらOK!
高校も一緒で俺が彼女を笑わせたり、楽しいことばっか!!
だった。
彼女を妊娠させてしまった。
彼女はすごく怖そうに涙目になってた。
俺のせい
なんとか安静させなきゃ
「ねぇ、優、、私親に言いたくない。絶対怒鳴られて私達引き離されるよ、、」
絶対、?俺たちが?離される?
「絶対なんて言葉ないんだよ。 」
「え、?」
「絶対なんてないんだよ。俺だって絶対彼女できないなって思ってたのにできたし、。絶対高校受かんないだろって思ったけど必死に努力したら受かった。 」
「でも、、」
「俺はまじで逃げないし幸せにする。だから一緒に言おう?親に言わないなんてことは出来ない。」
「だって、、、、、うん、、、、う、、、、」
俺はポロポロ泣いてる彼女を抱きしめた。
「俺たちしあわせになろう?」
言うの早かったか?
「じゅうぶんしあわせ、、」
「そうじゃなくてー、」
心臓がよく聞こえる。
よし。
「俺と結婚してください。」
「もちろん。」
それから色んなことがあったが、親も理解してくれてお腹が大きくなってきたとき
「ぅぅ、頭痛い」
ダメだ、
気づいたら病院。先生に知らされたのは”ガン”だった
彼女が俺の手を取って泣いている
「へへへー、大丈夫だよー!」
俺父親なのに、支えなきゃいけないのに、
「ごめんね。妊婦さんなのに何もできなくて、 」
「、、、、、、もぅ、早く治してよね」
何故か素直に「うん」と言えなかった。
彼女が診察のため部屋でバイバイをした
「はぁ、ごめんな、パパ情けなくて、」
窓の外は太陽が沈むところだった。
「もうちょっと一緒にいたかったな」
そして出産の日
俺は今すぐにでもかけつけたかったがどうも最近は体調が悪い。
「今日ぐらい、行ってやりたい、、、、ゲホゲホ、、」
気づいたら眠っていた。
そして看護師さんから
「産まれたそうです!よかったですね!」
よかった、
ぺたぺたと足音が聞こえた
ガチャ
「ゆう、!双子だった、!男の子と女の子!」
双子?!やば!!と言いたいところだったが、話すとむせてしまいそうだった
「え!まじでぇ、!」
初めて双子の赤ちゃんを抱っこした。
正直くそかわいい
「わぁ!動いてる!ちっちゃ!かわいい、!」
俺この子達のパパかぁ!
「あとは優だよ。一日でも早く治ってね。」
「はは、キツかっただろ?ほんとにありがとう。ごめんな、居て欲しいときにいなくて、」
「もう!!これからは汗水垂らすまで子供の面倒見させるぞ!!」
俺はこの子達の将来を思い浮かべた
「ぱぱ」「まま」なんて呼ばせちゃって笑
4人で遊園地に行って
3人に「おかえり!」って言われて
ランドセル姿見て
あっという間に大学生になるんだろうなぁ
でも、なんだか、出来ない気がしてきた。勘というかのか?俺はがんが治るのか?
俺は何となく3人に会うのが最後な気がした。
そりゃあ、4人でハッピーな生活した方がいいに決まってる、死にたくない、でも、そんな気がした、倒れた日から。
「優さーん診察の時間ですー」
「じゃあね。子供たちよろしく」
「またね!」
3人の後ろ姿を見て
俺はすごくいい人生だったな。と思えた。
パパなのに先に死んでごめん。
ひとりにさせてごめん
俺を選んでくれてありがとう
可愛い子供を産んでくれてありがとう
生まれてきてくれてありがとう
そして愛してるよ。
そして来世でも俺は君を愛したい。だから気軽に待ってる。だから笑って今の人生楽しんで。
♡┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈♡
ここまで見てくれてありがとうございました!!
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