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涼ちゃんの優しさが染みる 、 泣
やっばい最高👍✨ 涼ちゃん優しくて天使
優しいりょうちゃんの支えがあってこその今の関係なんなんだな〜って…… りょうちゃんにも幸せになってほしい
(俺の存在が余計な負担になるだけじゃないだろうか)
そんな不安から元貴に声を掛けれないでいた。
side wki
自分だって忙しいんだから、
時間が無いんだと理由をつけてみるけど、
本当はあの冷たい目を思い出して、
躊躇しているだけだ。
もし、俺から誘って、
「今、そんな余裕がない」
とでも言われたら、俺はきっと立ち直れない。
まだ、ここまでのスケジュールに追われる前、
バンドを始めたばかりの頃、
俺が元貴の実家に行くと、
元貴は必ず笑顔で迎えてくれた。
「若井、ちょっと音合わせるから手伝って」
なんて言いながら、ふざけてギターを押しつけてきたりして。
今の元貴に、そんな余裕がないのはわかってる。
でも、会いたい気持ちを押し殺すのは、想像以上に苦しかった。
スマホの画面を開き、元貴の名前を見つめる。
ただ一言、「寝れてる?」と送ればいい。
それくらいの言葉なら、
元貴の負担にならないはずなのに。
けれど、あの冷たい目が頭をよぎって、指が止まる。
外は本格的な冬。窓から冷たい空気が少しだけ漏れ込んでいる。
それが胸の中まで冷やしてくるような気がして、布団を強く引き寄せた。
元貴は今、俺の事、どう思ってるんだろう――。
俺たちの関係って……なんだろう。
こんな事を思う自分が女々しくて嫌いだ。
「……なんか、俺、出会ってから、
ずっと片想いだな……。」
その言葉は、空気に溶けていくように虚しく響いた。
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