彼は本当に__
何者なのだろうか。
そんな事を考えている矢先、ぽろりと涙が零れる。その涙を彼は親指で拭い
💙「泣くなよ。そんなに嫌だったか?」
彼は心配そうな顔をして此方を覗き込む。
『■■兄…』
そう呟けば彼は僕を強く抱き締めた。目元からは少量の血を流していたから今度は僕が拭ってあげた。きっと彼は■■兄なんだろう。■矢兄に会えて、僕は1つ心が軽くなった気がした。けど、今の燈■兄はヴィランであり、ヒーローの敵だ。何故其方側に行ったのか。その理由は一つだけ__
きっと
エンデヴァーへの復讐
だろう。まぁ、僕は燈矢兄が居れば何でもいい。きっとこれは依存。と言うやつだろう。だが僕には信用出来る人は燈矢兄と啓吾だけだから。
でも1番は燈矢兄だよ。