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少し強めな心地よい風。物音はそう多くなく、俺らは丁度のテンポでリズムを刻んでいた。
なつは普段そこまで静かなタイプではない…訳でもないのかもしれないが他の奴らといるときはもう少し口数は多いのだろう。しかし俺と二人では自分の世界であった。それは俺も同様であるが。
ただ、一つ言えるとしたら、この沈黙はどこか誰といることよりも心が落ち着いていて、気まずさなんてどこにもないと俺は感じている。
俺は下を向いていた目線を、なつは上を見ていた視線を同時に互いに向けた。
どんな赤よりも深く、真っ直ぐな瞳。赤と言っても情熱の燃えるような感じでなく静かに落ち着きのあるものだ。
___あぁ、綺麗だ。
綺麗。本当にそう感じた。あまり何事にも興味を持つことができなくなってしまった今、俺はこんなにも脳をかき乱されている。
なつも同様に感じているのかはわからない。それでも彼の瞳はまっすぐに俺の視線を捉えているのは確かだ。
一体どれだけの時間をこのただ見つめ合うことだけに費やしたのだろう。その間にも俺等の脳内は忙しい。
🌸「…普通の奴らだったら目線をこんなに合わせることはないのかな。」
俺の呟きで止まっていた時は動き出した。
なつは「さあ、」と言いながらまた上を向く。
🍍「でも、確かにそうなんだろうな。”普通”なら。」
その言葉はまるで…いや、いいや。どうせもう俺は、もしかしたら俺達はそうなのだから。自覚はしているのだから。
🍍「…お前今日はどうなんだ?」
🌸「どうって?」
🍍「あれか、妹たちか?」
🌸「あー、うん。そうなんだよね。今日は二人ともいるしあいつも…。」
俺には二人の妹がいる。小学6年生と4年生。そして、あいつとは俺の母親のことだ。
🍍「そっか。まあがんば。」
🌸「あぁ…w頑張るよ。ありがとうな、なつ。」
俺等は立ち止まった。ここが俺等の別れる地点。俺らはすごく近所だが道が一本違う。
🍍「またな、らん。」
🌸「さよなら。」
互いに背を向け、今度はそれぞれ一人で歩く。今日はまだ、終わっていない。
少し長めとなってしまいました。そういえば、少しお話が変わるのですが、🎼さまの3Dライブ見た方もいるのかなと思います。僕もシンギュロイドまでは親の目を掻い潜ってなんとか見ることができました。…個人的な感想なのですが、やはり、とてつもなく歌が上手すぎてクオリティに驚きました。もうほんとに推すのがやめられなさそうです。僕は家庭のルールで動画などを見たりするのもほとんどだめで、もちろんグッズとかも禁止です。なんとかほんの少しづつなんとか隠し隠しで集めているのですが、昨日、僕と仲の良いであろう二人のクラスメイトが🎼さまのランダム缶バとアクキーをくれて、ほんとに嬉しかったです。僕的には今回の缶バ(14弾でしょうか)は全ビジュ誰でも全部好きなので何くれても嬉しくて、舞い上がってました。
はい、長くなりすみません。また良ければ次回お会いしましょう。