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すっっっき()
これだから🍆右は一生みてられるんですよね〜(❁´ω`❁)
リクエストー!!素晴らしいリクエスト貰えてハッピーです。🦍🍆いいですよね、
独占欲強めの依存しまくってる🦍さん×包容力カンスト🍆さん。ちょっとえっちしてる表現あります!!!!
ほんと遅くなって申し訳ない、というか100万めでたいですね、記念に🍆さん総受け執筆したいなあー、雑談失礼、!!
では、小説の世界へ行ってらっしゃい。
朝、目が覚めるとまず感じるのは体のだるさと頭痛。ずきずきと感じる頭の痛みに頭を数回軽くこつんと叩く、叩いたら昔のテレビ見たく治らないだろうか。なんて希望を少しだけ持ち合わせて、しかし現実は非情だ。普通に叩く度に頭にそれが反響して痛みが増すだけだった。この頭痛も体のだるさも全て隣で俺を強く強く抱きしめ、すやすや寝ているこの男のせいである。付き合ってからというもの毎晩それはもう激しく求められるため少し困っているけど、彼は俺の事になると精神が不安定になることがあるから俺はそれを理解し、呑み込んで、彼を支えてあげなくていけない、彼には困っていることなんて言わない。彼はその困っているという一言だけで思い詰めてしまうだろうから。というか言えない、彼のことになると俺もまた甘くなってしまうから。これ本人には内緒だからね。
普通彼は俺よりも早起きなのだが、俺と付き合ってから精神が安定していないからか、それとも俺に合わせているのか分からないけれど、以前の生活習慣と今の生活習慣はがらりと変わってしまった。どこかで聞いたことがある、依存をすると、その依存相手に全てを合わせてしまい、依存相手中心の生活になってしまうらしい。依存って厄介だな、と、こういう時になって思わされる。俺と起きる時間を完全に合わせる為、簡単に言うと、「ぼんさんが起きるなら僕も起きる、、」状態にできるから、同じ時間に俺も起きてやらないといけない。彼は六時に起きなくてはいけないとして、俺はまだ寝ていられるのに彼が起きなくなってしまうから起きなきゃ。みたいな。彼は実質ゴリラだし体力あるからいいかもしれないけれど、40代で睡眠をまともにとれないのにプラスして毎晩激しく求められるこちらの身にもなってほしい、と思うのは事実だが、正直彼のためだと考えれば苦じゃない気がしてならないのだ、普通なら、怒るところだろうに。なんというか、彼が不安定なのは自分のせいだし、俺が支えなくてはいけないと思わされてしまうのだ。
とりあえず、このドズさんの腕から抜け出さなくちゃね、、すごい強く抱き締めてるんだけど、何この筋肉、、てか俺ら全裸じゃん。
服、服·····床に落ちてないかな、、なんて頑張ってベットの上を這いずり、自分の服が落ちていないかと手探りで探ってみる。と、何とか自分のシャツらしきものを掴みとる、やった、やっと見つかっ──────
「ぼんさん、どこいくんですか。」
「うぇ、??ぁちょっ、!!!」
いきなり腰あたりに片手を添え、引き寄せられ、また布団の中に引きずり込まれる。驚きすぎて、握り締めていた自分の服をぱっと手放してしまった。顔一面には、白色のシーツと、不安げに此方を見つめる俺の恋人、ドズルさんがいた。腰をさす、と撫でながら、「どこ行こうとしてたんですか、」なんて言いたげに瞳を揺らしながらこちらを見つめてくる。
「どこにもいかない、服が着たかったの」
ドズさんが嫌だった訳では無いと、しっかりわかるように、ふにゃりと微笑しながらそう述べる。その言葉を聞いたあと、彼は安心したように笑い返してくれた、その後、今度彼はにこにこと何が悪いことを考えているような笑みを浮かべ自分の腰をするり、といやらしく触ってくる。自分は彼の思考が読めてしまい、目を見開く
「ぁえ、っちょ、だめ、ダメダメ!!朝からは絶ッッ対だめ!無理!!腰壊れちゃう!」
「なんだか気持ちが高ぶっちゃって、ダメですか、?」
腰に手を添え、ぐ、と引き寄せられ、先程よりも顔が近くなる、今にもキスしてしまいそうだ。顔が少し赤く染まる。本当にこういう時だけ言う事聞かないんだから、いつもは従犬のように言うことを聞くのに。まったく、なんて小さく溜息を吐く、この狂犬を大人しくされるために、自分はしゅる、と誘うように首元に手を回すと、
「、仕方ないから、一回だけ、ほら、」
「ッ、ぼんさんのそういうとこ、大好きです。·····じゃあ、」
にま、と口角を思い切りあげると、彼はいただきます。なんて甘ったるい言葉を吐いてきた、身体にびりびり、と電流が走って、首筋を甘噛みされ、声が漏れる。これから行われる行為に、また顔が少し熱くなる。何回したって慣れないんだもの、あんな、必死に俺を求めてる彼を見るのは、俺の本音を晒されるのなんて、恥ずかしいに決まっている。ツタのように彼の手が身体に這う。いやらしい手つき、くそ、ッ、変態め、あとで怒ってやろうと決意をした。でも、ドズさんを受け止めれるのは俺だけなことを一番わかっているつもりなんだ。だから、大丈夫、ドズさんは俺が受け止めるから。どんなに恥ずかしくても、苦しくても、そのつらさも全て引っ括めて大好きだから。何も心配なんてしなくていいんだ、大丈夫、大丈夫だよ。ドズさん。
「ぼんさん、愛してます、愛してるんです」
「俺·····も、だいすき、あいしてる」
ちゅ、とリップ音がする。体が火照りだす。幸せを感じる。ただのキスだ、なのに、なのにこんなにも幸せを身近に感じれるものなのか。胸はどくどく鳴り止まないし、真っ赤な顔だって彼に見られている。なのに、幸福を感じずにはいられなかった。このまま、彼に身を委ねる、ドズさん、君を騙してあげる。ドズさんのために、流されてあげた、じゃなくて、流されちゃった。君はそう思っていればいい、大好きだよ。ドズさん。
「·····あー、やば、無理、腰いた。」
悪化する腰痛と頭痛、そして体のだるさ。これがまたなんとも言えない感じである。ただただ痛いとしか言いようがない。声も枯れているし、ほんとに気づいたら夕方になりそうな時間帯ってどういうこと、、??確かに結局求めたのは俺だけど、もう少し優しくしてくれても良かったんじゃないか、??とは思う。今日が休日でよかったとつくづく思う。また隣ですやすや寝ている光景にデジャブを感じる、彼の頬をぐにーーー、と抓って、引っ張ってみても結局起きやしない。諦めて、ぽす、と音を立てて二人で寝ても尚少し大きく感じるこのベットに寝転んだ。
「はぁ、·····」
くすりと笑いながらスマホを慣れた手つきでパスワードを入れ、開く。Goo/gleを開いては、「共依存 意味」なんてポチポチ文字を打っては、検索してみると、まるで俺らのことを書いているかのように思える文がつらつらと連なっている。ははっ、なんて愉快そうに笑みが零れる。
「こんなの、俺らが求めてる答えじゃないよね、ドズさん。」
寝ている愛しい彼に、そう語り掛けた。