テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
第五章:2024年
それから1年後。
アンアンは高校2年生に、Tとムラクモは高校3年生になっていた。
アンアン「本当にアメリカフリーク州へ留学に行くんですか、Tさん、ムラクモさん?」
T「まあ短期留学ですから、何日か経てば戻って来ますよ。」
ムラクモ「では行きますよ、Tさん。」
T「はい。」と言ってアメリカフリーク州へ向かうためにパスポートの準備を行うためにアパートへ戻るのだった
アンアン「それじゃあまた会いましょうね、Tさん、ムラクモさん!!」と手を振って別れの挨拶をするのだった。
Tの回想シーン(12年前。場所は東京江戸川区。Tが6歳の誕生日の頃、病院にて。両親が癌を患い、Tはその両親を看取るのだった。その後児童養護施設に引き取られることになった。Tにとっては自分がようやく孤児であることを自覚する時だった。)
ムラクモ「どうかしましたか、Tさん?」
T「両親が亡くなったことを思い出しましたよ。」と心の痛い気持ちで話すのだった。
ムラクモ「それはお気の毒ですが、よく思い出しますね、あなたにとっては。」
T「忘れることなんてできませんから。」
それから1時間後。
空前絶後エキセントリシティ学園の放課後にて
アンアンの心の声「あれ?ハクランさんがいる…そうだった。1年前からアメリカフリーク州へ留学して休学したんだった。場所はSALA学園(The Spooky and Awesome Location Academy)だと聞く。だから今も高校3年生になってTさんとムラクモさんと同い年って訳かハクランさんは僕の2個年上なんだけどな。」と柱に隠れていた。
ハクラン「おい、アンアン。そこで何してる?」
カラス「隠れてるのはわかってるわよ。私たちを舐めないで。」
陽理「出て来て、アンアン!!」
そう言われてアンアンが「は〜い」と出て来た。
ハクラン「お前がストーカーをしていることは既にお見通しだ。嘘をつくんじゃねぇぞ。私たちは嘘をつかれるのは大嫌いだからな」とアンアンの言動を見抜いていた。
アンアン「ごめんなさい、ハクランさん!!あなたの後をつけて来て、図書室でよくあなたが一人で勉強してた時に…」と挙動不審にブルブルと震えるのだった。
ハクラン「私は最先端医療を学びたくて1年間留学に行っただけだ。実家が精神科のクリニックだからな。」
アンアンの心の声「やっぱりこの3人は女王様って感じだよな。Tさんもよく言ってた。それにしてもTさんは恥ずかしがり屋なんだから本当に。だからこの3人とも接点が持てないんだよ…」
陽理「アンアン、大丈夫だよ。一緒に話そう?」とカラスとハクランとは対照的に明るい空気で接していた。
アンアン「緊張しますねぇ、この空気感」
カラス「場所を変えて私たちの寮部屋に来なさい。あなたも全寮制でしょ?」
アンアン「わかったよ」
アンアンの心の声「Tさんが全寮制じゃなくて全日制を選んだ理由がまさかこんな展開になるのが嫌だったってこと?僕も情けないけど、Tさんだって本当に情けないんだから。」
そう言って4人でカラス、ハクラン、陽理の寮部屋へ行くのだった。
コメント
1件
おつかれさま!今回のエピ、留学と回想でぐっと深みが出たなって思ったわ。Tさんの両親を看取った過去が明かされて、あのクールな雰囲気の裏にそんな背景があったのかと胸が詰まった。アンアンがハクランたちにストーカーバレするところはちょっと笑ったけど、ハクランの留学理由が「最先端医療」ってのは納得のキャラ設定だね。次は寮での4人の会話が気になる🔥