テラーノベル
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寮部屋にて
カラス「あなたはMAFMAのメンバーの一人で唯一の男子でリーアンの一つ年下の弟。日本はどう、アンアン?」
アンアン「だいぶ慣れて来たよ。しかもこの場所は本当に多様性に満ち溢れてるから。東京フリーク区は僕にとっては聖域だよぉ」
ハクラン「アメリカフリーク州も私にとっては自由な場所だったぞ。なぜだかわかるか、アンアン?」
アンアン「東京フリーク区とアメリカフリーク州は姉妹都市だから…空前絶後エキセントリシティ学園とSALA学園が姉妹校だから、ですか?」
陽理「御名答!まあフリーク区とフリーク州は元から住んでる住人と色々な事情を抱えて移住してくる住人の間で作られてる場所だからね。」
カラス「あなたはよくTとムラクモに懐いているそうね。ここでTの黒歴史を暴露しよう」
ハクラン「あのバカなことをしたTの一面だぞ。」
カラスがスマホを取り出して送られてきた動画の音声を再生するのだった。
※ここから動画の音声だと思って見て下さい。
場所はソー・ハインの自宅にて
ソー・ハイン(当時17歳)「あなたはまさか、一般社会から来た人なの?」
T(当時16歳)「そうですが。まあ私はノーミー社会が生きづらくて来たんですけどね。」
ソー・ハイン「怪しいわね、T。あなたには何か未練があるはずだから、心がノーミーなのね。」
T「くっ…痛いところつかないでください…私だって江戸川区から移住してきたけど、本当に生きづらかったんですよ。変わり者の一員になりたいですから。」
ソー・ハイン「あなたは何かに動揺しているわね。今のあなたは変わり者じゃなくて、ただの臆病者の中の臆病者なのよね。そういう気持ちでフリーク区へ移住してる人はあなたが初めてなのね。あなたはきっとその誰かに逃れるために、その痛みを上書きするために私をマドンナとして神格化したってことかね?」
T「….」
ソー・ハイン「言えないのも無理はないわね。あなたみたいなノーミーがこの家に来るなんて普通だったら勇気がいるのに、凄いわね。」
T「そうですか。」
ソー・ハイン「あなたはひょっとして、一般社会でその誰かに告白できなくてここに来たんでしょ?」と言った途端、Tが我慢できなくなり、泣き叫んでお腹ダイブして抱きつくのだった。
T「うわはははぁぁぁぁぁん!!!!」と
ソー・ハイン「急に抱きついても無駄よ?それであなたは変わり者でいるつもり?いいえ、あなたはただの臆病者なの。」と言って「ドンッ!」と首チョップするのだった。
Tが脳震盪を起こしてこう言った。「そ…ん…な」と言って倒れるのだった。
ソー・ハイン「どうせあなたは変わり者を自称してる阿呆な人間でしょ?」と捨て台詞を吐くのだった。
このように小さなスピーカー音が聞こえるように大音量で震え、ザラついた声がこぼれ出した。
アンアン「この人ハインさんじゃないですか?!!まさかTさんを….!情けなさ過ぎですよ!!ここの卒業生ですよね!?1年前の学園祭でよくラテン料理を出しましたよね!!実家の店の名前がミャンマー人ラテン料理店だったか…そう言えば、この在日ミャンマー人のハインさんが…ハインさんとハクランさんってよく似てますね?」
ハクラン「確かに、よく似てるな。私と同い年の。そう言えばフリーク州に行った時、ルシア・エルビラというラティーノいたけど、カラスとよく似てるな。」
陽理の回想シーン(1年前。空前絶後エキセントリシティ学園高校の廊下にて。 ハイン(当時17歳)『あなたが大神陽理かしら?)陽理(当時15歳)『ソー・ハインだよね、全日制の?しかも在日ミャンマー人で、『実家がミャンマー人のラテン料理店の?』ハイン『そうね。あなたにこの情けない動画送るわね。』と言ってTが首チョップされた動画をLINEを通して送るのだった。陽理『アハハハハハ!!あの影の薄そうな彼があなたにそんな事してたの?!!笑えるんだけど!!これハクランとカラスに見せた方がいいよね、絶対!!』)
アンアンの心の声「Tさんは同じ全日制のハインさんにナンパして、全寮制のハクランさん、カラス、陽理には声かけられないってどういう事だよ全く?」
カラス「元子役という異色の経歴がある人らしいわね、私とはまだ接点はないけど。あなたはルシアと接点持ったかしら、ハクラン?」
ハクラン「ある訳ねぇだろ。私は授業に通いながらも黙々と図書室で勉強してたからな。そうだ、陽理に似たような人もいたな。パリピみてぇな雰囲気で名前はヘレン・ガラナキ。ここの通信制にいるナタリー・ウォーカー・ガラナキとはおそらく姉妹か従姉妹かもしれねぇ雰囲気だったのを覚えている。」
陽理「そうだったの…似た者同士と出会えるって素晴らしいことだよ、本当に。ヘレン・ガラナキかぁ。」
アンアンの心の声「ハクランさんって人は理想のお姉ちゃんだ…一目惚れしちゃったな、僕は。もし付き合ったらハクランさんのために料理したり、たまに甘え合う関係でいたいなぁ」
アンアン「そう言えば、アメリカフリーク州って自由で治安がどの州よりも最高にいいって聞きますけど、何系が多かったんですか?」
ハクラン「日系人、日本人移民が多かった。しかも人口的にカリフォルニア州よりも多いみたいだった。それから先住民族にルーツを持つ人、ルシアみてぇなラテン系にルーツ持ってる人。アフリカ系、アジア系の人々が多かったのを覚えてる。それもあるのかわかんねぇけど、人種差別をするシーンは見たことなかったし、銃の使用もなかったからな。だから問題なく楽しめた。」
アンアン「じゃあヨーロッパ系の人々は少なかったんですか?」
ハクラン「そうかもな。いたとしても、アシュケナジム系、ミズラヒム系ユダヤ人、ロマ民族にルーツ持ってる人くらいだ」
アンアン「確かに東京フリーク区でもユダヤ人も多いと聞くけど、ここではセファルディ系、アシュケナジム系ユダヤ人がフリーク区の中では一番多い外国人の数ですよね、ここの世界史のガブリーエール先生もセファルディユダヤ系にルーツ持ってる日本人だからそれも影響してるってことか….確かに東京フリーク区とアメリカフリーク州の建設に大きく関わってたのがユダヤ人だったという話をよく聞くから….」
アンアン「そうだ。陽理さんはこの見た目でギャルスタイルを維持してるようですけど、まさか小学生の頃からそれやってたんですか?」
陽理「そうだよ。私にとっては本当の意味で個性だから。アンアン知ってる?日本のノーミー世界のギャルって意外と上下関係が厳しいんだよ。」
アンアン「それは知らなかった。言われてみれば、東京フリーク区に住んでるギャルは確かに上下関係がないイメージだけど、ノーミー世界のギャルって結構厳しいんだね。」
陽理「そういうこと。だからMAFMAのアミナグリ、ミン、カイとは自然に打ち解け合える訳。」
アンアン「じゃあハクランさんとカラスさんとあなたは幼馴染だからこのように親友としての結束がでかいってことはないですか?」
カラス「よくわかったわね、アンアン。鋭いわよ。」
コメント
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うわあああ第27話もめっちゃ面白かった!!😭💕 Tさんの黒歴史動画がまさかソー・ハインさんの手から流れてくるとは思わなくて笑ったけど、でも「変わり者」を自称してる裏にそんな過去があったんだね…ちょっと切なくなったよ。アンアンがハクランさんに一目惚れしてるの、尊すぎるでしょ!!「理想のお姉ちゃん」って気持ち、わかるわかる〜🥺 東京フリーク区とアメリカフリーク州の繋がりとか、ユダヤ人の話とか世界観広がっててますます引き込まれる!次話も楽しみにしてるよ、黒屋ムラサキさん!🌟