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ここに来て3日目。特に変わったことはない

外に出して貰えないこと以外は大体鹿島がやってくれてる。パソコンは楽が隣に居る時のみ使えるように有月がしてくれた。パソコンいじる時毎回楽が隣にいるの気が引けるが楽はこちらを気にしないでゲームに夢中になってる。その隙をついて私は殺連をハッキングしここ3日分の情報を探した。

「はっ?」と思わず出してしまった言葉に反応して楽がこちらを見る。

数秒パソコンを見た後に楽が

「可哀想じゃん笑」1ミリも思ってないその言葉に苛立ちさえ感じたがそれを上回る焦りがあった。何かの間違いであって欲しかったその報告書にはこう書かれていた。



『スラー一派による本部襲撃事件で

手助けをした疑いで ORDER直属の

情報屋  〝月〟  本日をもちまして

殺連規定に付き、抹殺対象とする。 』

そんな私たちを見て鹿島とついさっき戻ってきた有月が近づいてくる。急いでパソコンを閉じようとしたがその手を楽に止められてしまいどうする事も出来ずただ鹿島と有月が報告書を読み終わるの待った。

「抹殺対象ですか…恐らくORDERもあなたを殺すために探しますよ」

薄々気づいてた事を改めて言われると血の気が引く。

「君がこの報告書を書き換えるとこは出来ないのかい? 」

「今更書き換えても無駄だよ、2日前に提出されてる報告書だからとっくに殺連全体に知れ渡ってるよ」

さっきまで無言だった楽が口を開いて言い出した

「こいつ、どうします?そこら辺に置いたら勝手に死んでいくと思うんっすけど」

楽のその一言で私の中に合った怒りが爆発した


「はぁ?元はと言えばお前たちが私をここまで連れて来たんだろ!持ってきたなら最後まで責任持てや!!責任持てねぇなら俺たちとこいつ無関係ですって言って私を殺連に返せ!!!」

支離滅裂だがそう叫んだ。

「ではこうするのはどうだい?君が殺連の情報をこちらに渡す代わりに俺たちが君を守るよ」

等価交換って訳か…少し悩んだ後に

「わかった、私が調べた情報やらデータは全部ここに入ってる。それと1度家に帰って荷物をまとめたい」

「君の家は殺連に知られていないのかい?」

「殺連にある私に情報は全部削除済み」

私がそう言うと有月は

「楽、着いて行ってあげて」

楽は気だるそうにうっす、と言ってゲームを閉じた。それを見て私も上着を来て楽と一緒にアジトを出ていった。


「ほんとに信用いいのですか?」

「あぁ情報屋の情報だ」









【3日前:殺連】南雲目線


任務を終わらせて本部に戻るとびっくり、襲撃されてた。本部は元々そんな好きじゃなかったからどこか嬉しかった。本部に入ると結構荒れていたから数日は任務無いだろうなーと考えてると目線の先に神々廻が居た。僕より先に来ていたらしいから情報でも聞こうと神々廻に近づいた。

「神々廻〜何があったか教えて〜」

僕の声に気づいたけど見向きもしないで

「襲撃されたわ」

相手は?と聞く僕に

「スラーや」そう神々廻は返して来た

「今会長居ないでしょ?それを知って襲撃したって考えるとスパイ居るんじゃな〜い 」

「会長もそう考えてるんやけど、裏切りと判定されたのが宇田って言うやつと…」

それを言って神々廻はどこか言いにくそうに口を閉じた。

「早く言ってよ〜」と僕が神々廻を急かす。

どうせ僕の知らない人出しと考えてると

「月や。もう1人のスパイは月や」

ふ〜んと言う僕を置いて戻ってきた会長の方に近づいて行った。僕らは知ってる。月にそんな勇気が無いことを、それも演技だとしたら月の方が一枚上手だ。その夜会長は月をA級抹殺対処と宣言した。月とは仕事上の関わりのみだったがどこか特別な感情が芽生えていたと思う。

僕はまた大切な人を失うのが怖く、1番最初に月を見つけ匿う事を考えた。月の部屋は隈なく探した。結果指紋1つさえ見つけることが出来なかった。流石一流の貧弱な情報屋。殺連上にあった月の情報は全部消されていた。これじゃ存在していた事も嘘のように思えて来る。

情報屋と殺し屋さん達

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