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数日後…
この日は久しぶりに主様がこちらへお戻りに
なった日
私はその日に話す事を決めていたのだが…
アレア)生憎お出かけかぁ…(なんならその後帰るって言ってたしなぁ…)
生憎…その日はお出かけの為館には不在
アレア)…どうしよう…(話そうと決断したから…いざこうやって時間が空くと…話しずらい…というか…嘘をついているという実感が改めて沸く…)
アレア)はぁ〜…
1人で溜息をつき廊下の壁に身を任せる
1人で自問自答していると…
ベレン)どうしたの?アレア
アレア)え?あぁ…少し…ですよ
ベレン)…なにか隠しているんだね?
アレア)少し…こっちに
ベレンさんの手を引っ張って自分の部屋に連れ込む
アレアの部屋
ベレン)ど、どうしたの…?
アレア)まぁ、皆さんに話すつもりだったので構いませんけど…シーですよ?
ベレン)う、うん…(やけに真剣というか…
戸惑っているような…)
呼吸を落ち着かせ…ベレンさんに全てを話す
ベレン)君が…女の子?
アレア)まぁ、そうですね…
ベレン)…そっか、君が…女の子か……
ベレンさんは嬉しそうな表情を浮かべながら
呟く
アレア)??あ、あの…ベレンさん?
ベレンさんの名前を呼ぶと…突然、抱き締めてきた
アレア)へぁ…?!///べ、ベレンさん?!///
ベレン)良く我慢したね、
話したかっただろう?
アレア)え、ぁ…///
突然の事で頭を真っ白にさせながら1人で
バタバタと暴れている
ベレン)いきなりごめんね、驚いただろう?
アレア)い、いぇ…///
顔を思わず赤らめ顔を背ける
ベレン)あれ…そんなにすぐ赤くなっちゃ勘違いしちゃうよ?笑
アレア)あ、あぅ〜…ち、違くてぇ…///
アレア)わ、私家族とかの愛情なら大丈夫なんですけど…い、異性からの愛情って慣れていないというか…///あぅ〜…///
ベレン)…(何この可愛い子…)
アレア)と、兎に角!そういう事なので!
アレア)す、少しずつ私の方で話をしますので…その、そこまで気を遣わなくていいので
ベレン)君がそれでいいなら構わないけど…
アレア)え、っと…今まで通り接して…
下さいね?距離置かれたりしたら…
私、悲しいですから
私より背が高いベレンさんを上目遣いで
見詰める
ベレン)そうですか…では、これからも沢山
甘やかしていきますね
アレア)んぇ?な、何でですか?
ベレン)フフッ女性を大切にするのは執事として
当然ですからね
アレア)え?あぁ…そういうことですね!
ビックリしたしましたよ笑
??)…ズルい……
数日後
主)どうしたの?アレア、話したい
事があるって…
私はタイミングと予定を見合わせて心の重荷を下ろすタイミングを見計らっていた
それが、今日
主様の部屋に皆さんを呼び付け…ゴニョゴニョとしながら…俯きながら全てを話そうと
口を開ける
アレア)し、知っている人は…少し…居ると、お、思うんですけど…
アレア)そ、の…
主)大丈夫だよ、アレア
アレア)ご、ごめんなさい…え、っと…
主)…嫌わないから、ゆっくり…話して?
主)貴方に何回もお世話になったからね
アレア)…ずっと嘘を…吐いてました
主)嘘…?
アレア)…はい、主様にも、執事の皆さんにも
カクカクシカジカ…
アレア)一番最初にバレたのは ルカスさん
でした、その日は…ちょっど、女性の日で…次にバレたのは、ボスキさんとの訓練の時です…私から正直に話したのはベレンさんとベリアンさんです
アレア)正直に話したのはその2人です…残りは、タイミングとかがあって…
話せなかったです…すみません…
ロノ)アレアさんが…女性?
話を予め知っていた人達以外は驚いた顔を
浮かべている
アレア)…主様、私は覚悟があってこの
話をしました
主の前で膝を着き…「私に暇(いとま)を下さい」
そう告げる
主)アレア…
主)…ごめんなさい、アレア…それは出来ないわ
主)あのね、同性が居ない生活ってね…
結構キツいの、だから私の心の拠り所として
居て?
そう言って私の手を取り優しく主様の方に
引っ張られ主様の膝に座らされる
アレア)あ、主様!?お、重たいから
ダメですよ?!
主)ぜんっぜん!すっごい軽いよ!
アレア)え、ちょッ_
主様は私を抱え嬉しそうに笑っている
アレア)あ、主様怪我をしますから_
主)アレアに怪我がないなら良いよ♪
アレア)だ、ダメですからね!?
アレア)ダメと言いましたよね?
主)(._.`)
アレア)怪我して!もう!
主様は私を抱え嬉しそうに回って…結果、足を挫いた
アレア)貴女が居なければ私達は力を解放
出来ないのです、無茶しちゃダメですよ?
主様の頭を優しく撫で少し笑うと主様は私を
強く抱き締めた
アレア)うにゃッ…
主)フフッそうだ、アレアさんの服をメイド服に
しようよ
アレア)え、えっと…私は別にこのままでも…
主)私は別に構わないけど…見てみたいから…
ダメ?
主様は上目遣いで見詰めて来て…負けました、主様に…
アレア)す、少しだけ…ですからね…?
主).*・゚(*º∀º*).゚・*.
主様はニコニコの笑顔でフルーレさんを呼んで私のメイド服を作るようにお願いした
数日後
フルーレ)主様、アレアさんのお洋服が出来ましたけど…
主様はフルーレさんから洋服を受け取りウッキウキの顔で私の所に来てメイド服を差し出して来た
主)アレア!手伝うから一緒に着替えよ!
アレア)え、ちょッ、ひ、貧相な体なので!
主)大丈夫大丈夫♪
アレア)に、似合ってますか…?主様…
主様の趣味全開のメイド服を見せられスカートが短く胸元が良く見え思わず隠す
主)うっそ!似合いすぎじゃない?!
アレア)うぅ…///あ、主様…?こういうのは
お胸が大きい人に
頼むものじゃないのですか…?///
主)??でも似合ってるよ?
アレア)あ、あの…恥ずかしい…です///
主)可愛いし見せに行こうよ!ね、ね!
アレア)あ、主様!?///
主様は私の背中を押して部屋から連れ出され…
主)ねぇ見てベリアン!この子可愛いでしょ!
ベリアン)おや、メイド服ですか?
よく 似合ってますよ
アレア)え、っと…///あぅ……///
主)でしょでしょ!!ねぇ執事服じゃなくて
メイド服にしよ?この服着てお仕事しよ?✨
アレア)あ、ぅ///み、みなさんで…
決めて下さい///
主)言ったね!?じゃあ直ぐに全員呼んで
決めよ!!
アレア)ふにゃ!?
こうして…主様に連れられて食堂に向かう
食堂
主)ねぇねぇ!どう?どう!?
アレア)ッ…///あ、あの…は、恥ずかしいです///
主)お願いもうちょっとでその服に慣れるから
アレア)む、無理です…///
ボスキ)…主様、趣味が丸出しだぜ?
主)可愛いでしょ!!ねぇ可愛いでしょ!?
主様は私の背中を押してボスキさんに
近付かされる
ボスキ)ちょッ///
主)ね?ね?可愛いでしょ?✨
主様はさらに私をボスキさんに近付かせ遂に
身体が密着する
アレア)あ、あわわわ///
主)ベリアンだってそうでしょ?
可愛いでしょ?✨
アレア)も、もう恥ずかしいですぅ…///
顔を隠し部屋の隅っこに移動する
こうして…主様の熱弁が故に私の服はメイド服(際どい)になった
アレア)私可哀想!!!!!
主)可愛いから四つん這いして!!!!!
アレア)あ、ハィ…