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ころんくんside
僕は自分の気持ちの整理が上手くつかなくて、気がついたら目の前のさとみくんに「あ”ぁー!」と叫んでいた。
さとみくんは『ビクッ』と体を揺らし、「びっくりーしたw」と笑っていた。
さとみくんは、僕が当然叫んだ理由を知りたいようで「どした、急に」と、聞いてくれた。
僕は、自分が叫んだ理由をさとみくんに話した。
「恋人欲しい!恋人!」と大きな声で叫んだ。
なのに、さとみくんは冷静に「ほう」と言った。
彼はいつも、冷静に僕の次の言葉を待ってくれるのだ、だから僕は次の言葉を紡いだ。
「マジで恋人が欲しい!」と素直な言葉を述べた後に、僕の思っていた「なんか、僕のことを染めて欲しい」という言葉をさとみくんに伝えた。
彼はやっぱり冷静に「と言うと?」と次の言葉を聞いてくれた。
僕は「絶対恋人が出来たらその人の色に染まると思うの」とさとみくんに伝えてみた。
そうすると彼は、「まぁ、分からんでもない」と言ってくれた。
それが嬉しくて「でしょ!」とまた大きな声を出してしまった。
だから、『スラッ』と出てきた「僕のことをその人の色に染めてほしい」と彼に伝えた。
彼は「ほう」と言って、僕の次の言葉を待っていたので、次の言葉を伝えた。
「僕さ、惚れっぽいのになんか、変なとこに地雷があるから、今まで人を好きなったことないの」
と仲の良い友達にも伝えてこなかった言葉が出てきて自分でもびっくりした。
やっぱり、彼は馬鹿にせずに「そーなん?」と聞き返してくれた。
それが嬉しくて、嬉しくて、声が大きくなってしまった。「そうなの!」そのまま次の言葉をさとみくんに伝える。
「でもね、恋人ができたらその人のことを好きになるんじゃないかなって」と僕の淡い期待を馬鹿にせずに、「んー、なるほど」と言ってくれた。
冷静で頭のいい彼が「なるほど」と言ってくれたことがとても嬉しかった。
さとみくんと話すのは心地がいいのだ。
彼は絶対に人のことを否定しないから安心して話を聞いてもらえるのだ。
その心地の良さについつい饒舌になってしまう。
「僕、絶対恋人色に染まるから誰か付き合ってくれないかなー、僕のことを落として欲しいんだよね」と、普段なら絶対に言わないことも彼の前ならつい、話してしまう。
彼は「ほう」と次の言葉を待っていたので、「なんなら、告白されたら絶対OKするわ!w」と少し冗談混じりで話した。
そしたら、さとみくんは「へぇー?w」と少し含みのある笑みを浮かべて、次の言葉を紡いだ。
「それが男でも?」と少し真剣な顔でさとみくんが聞いてきたので、僕も少し真面目に答えてみた。
「んー、割と性別は関係ないかも」と普通の友達に言ったら若干引かれそうなことを言ってみた。
でも、彼は、僕のことを引かずに「そーなん?」と少し嬉しそうに言った。
だから、僕も自分の考えをそのまま伝えてみた。
「絶対さ、その人の魅力ってどこかにあると思うの」と、少し照れくさいことを伝えた。
「まぁ、そうやな」と彼が言ってくれて、『僕とさとみくん同じ考えなのかな?』と思い、嬉しくなった。
そのまま続きの言葉を伝えた。「だから、そこを好きになるかも、まずは人として尊敬して、好きになって、そこから恋愛感情を持っていきたいなって思うの」と、さとみくんじゃないと伝えない言葉を伝えた。
彼は、「ほう」と次の言葉を待ってくれた。
さとみくんと話すと自分の考えは『正しい』と言ってくれてるみたいで、嬉しくなる。
彼は、僕の言葉をしっかり聞いて相槌を打ってくれるから、僕の考えは『間違ってないかも』と思わせてくれる。
「僕ね、人としては好きになれるんだけど、恋人としてとか、恋愛的な意味で好きなったことがないから」とずっと悩んでたことを初めて人に伝えてみる。
少し緊張したけど、さとみくんは絶対に馬鹿にしないと分かっていたから伝えた。
彼は「あー」とすごく納得したように相槌を打ってくれた。
「だから、僕のことを好きにさせて欲しいってほんとに思ってる」って目の前にいるさとみくんに伝えてみる。
これを言ったら、『さとみくんが僕のことを口説いてくれないかな』という、ほんの少しの期待を込めて伝えた。
彼が、次に言った言葉は「だったらさ、俺でもいいの?」と言う言葉だった。
いつの間にかさとみくんの顔が近くにあって、『グイッ』と引き寄せられたことに気がつく。
さとみくんのかっこいい顔と、イケボとほんの少しの期待が叶ってしまったこと、色々合わさって「ふぇ…///」と変な声が出てしまった。
さとみくんは、「ふはっw」といたずらっ子ぽく笑った、それが可愛くて、愛おしくて、僕は自分でもわかるほど、顔が真っ赤になってしまった。
そしたら、彼が「真っ赤じゃんwで、どうなの?お眼鏡にかないますか?」と言われて、普段冷静な彼がいたずらっ子みたいになってることに『ドキドキッ』して「あぅ…///」と喋れなくなってしまった。なのに彼は「どーなの?w」と聞いてくれた。
『面白がってる…!?』と思ったが、さとみくんの新たな一面が見れて嬉しさもあり、恥ずかしさもあり、「うぅ…///」と喋れなかった…。
彼の次の言葉が「そんなに可愛い反応して…、期待していいの?」という嬉しくて、恥ずかしくて、どうにかなっちゃいそうな言葉で…、僕は『コクッ…///』と頷くことしか出来なかった…///
彼は「ふはっw」といたずらっ子みたいに笑った後に僕の耳元で「これから覚悟してね?」という、既に好きになりそうなほど甘かった…///
「うぅ…///、もう好きになりそう…///」と彼に伝えると「それは早くない?w」と言われた。
僕は、さとみくんにもっと自分のかっこよさを、自覚して欲しくて「だってぇ…///、かっこいいんだもん…。ボソッ///」と伝えた。
そしたら、さとみくんは照れながなら、「これから覚悟してね…///」と言ってくれた…///
これから、どうなるのか分からないけど、きっと楽しくて、甘いんだろうなっと嬉しくなった。
『さとみくん、本当はもう好きなんだよ?』とさすがに、伝えられない気持ちを胸の中に大切にしまった。