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私の名前は水無瀬澪(みなせ みお)
まだまだ未熟な無一郎様の継子。
刀を握る手は冷たく震えることもあるけれど
師匠に認められる日を夢見て今日も稽古に励む。
「遅い。」
稽古場で刀を構えた彼の声はいつも通り冷たい。
胸が小さく痛む。認められたい、褒められたい。
その思いが今日も私の心を突き動かす。
風が揺れる音、刀がぶつかる金属音、彼の視線。
すべてが私の心に刻まれていく。
けれど、この日常が永遠に続くわけではないことを、まだ誰も知らない。
その日の稽古が終わると、任務の知らせが届いた。
村に鬼が出没しているという。
「行くよ」
私は手を握り直す。無一郎様と共に戦えることが、誇らしくもあった。
村に着くと、鬼はすでに人々を襲い、悲鳴が響いていた。
無一郎様と私は連携して鬼を倒していく。
「そっち、任せる」
無一郎様の指示に従い、私は前に出る。
刀を振るたび、鬼の動きが止まり、体が切り裂かれていく。
日々の稽古が、確かに力になっていた。
それでも無一郎様は常に一歩前に立ち、私を守るように動く。
そして全ての鬼を倒し終わった2人は稽古場に戻る
息を整えながら、私は刀を鞘に収める。体中に汗がびっしょりだが、胸の奥には達成感があった。今日も無事に任務を終えられた――そう思うと、少しだけ肩の力が抜ける。
「キミ、少しは成長したんじゃない?」
無一郎様の声が、耳に響く。
その声に思わず笑みがこぼれそうになるが、ぐっとこらえる。
私は小さく息をつき、頭を下げる。
「はい…まだまだですけど…」
それだけ言うと、無一郎は何も言わず、少しだけ視線を落として澪を見た。
その一瞬で、言葉以上の気持ちが伝わってくる――少しは認めてもらえたんだ、と。
(嬉しいな)
────次の日────
稽古の休憩で一休みしている時机の上の小さな紙切れが目に入る。
澪「そうだ お、折り紙でもしませんか?」
無「なんで?まぁいいよ。」
澪「最強の紙飛行機の折り方、教えてください!!勝負しましょう!」
無「…う、うん」
澪(な、なんか最近無一郎様と話してると変な気持ちになる……この気持ちはなんだろう、。)
無「って、聞いてる?」澪「あっ❕すみません、ぼーとしてました、」
無「その集中力の無さじゃ鬼に殺されちゃうよ」
澪「はいっ。気をつけます…。」(なかなか辛辣😀)
無「はいこれでおわり。飛ばしてみて」
澪「わー!!!みてみて!!すごい!めっちゃ飛びましたよ!!!」無 (喜びすぎ、、。)
澪「じゃあ勝負しましょう!!どっちが飛ぶかな」せーの!(飛ばす)
無「….」澪「うわあああ負けた´◔‸◔`」
無一郎を見る
(?今ちょっと微笑んでたような。気のせいかな)
無「休憩はもう終わり。早く稽古の続きするよ。」澪「あ、はい!」
───日付を跨いで───
最近、無一郎様とも沢山話して関わり増えてきて嬉しいな、私もしかして無一郎様のこと好きなのかな。こんなこと考えてちゃダメだ!!もっと強くならないと。
🐦⬛
あ、知らせだ鬼がでたんだきっと。全部倒してやるんだから…。家族のためにも、、。
「行くよ」
「はい。」
森の奥深く、薄暗い光が木々の間から差し込む。
冷たい風が葉を揺らし、遠くで小さく動く影が見える。
その気配は、ただならぬものを知らせていた――ボス級の鬼がこの先にいる。
あなたはそっと刀を握り直し、無一郎様の隣に立つ。
どんどん胸の鼓動が早まる。
(いやな気配しかしない…私大丈夫かな。)
(いやいや、こんなの思ってる場合じゃない。早く、行かないと)
戦いの直前、緊張と恐怖、そして少しの安心が混ざった奇妙な感覚。
無一郎は、澪の視線に気づかずに刀を構えている。
ふぅ。小さく息をする一緒に折り紙した時の微笑みの顔を思い出す。なんだか心が落ち着く。
「お前、大丈夫か?」
無一郎様の声が耳に届く。冷たいけれど、少しだけ柔らかさが混ざっている。
「はい、大丈夫です」
自然と答えるあなた。顔を上げると、彼の目がじっとこちらを見つめていた。
一瞬、時間が止まったような感覚。
言葉はない。だけど、お互いの気持ちが確かに通じ合う。
無一郎が一歩前に出る。
「行くぞ」
その言葉に、私は身を引き締めた。
刀の重さ、森の匂い、風の冷たさ――すべてが現実を突きつける。
森の奥から、ボスの鬼の重い息遣いが響く。
葉のざわめき、枝の軋む音。
緊張で息が詰まりそうになるが、隣に立つ無一郎様を感じると、不思議と恐怖は少しだけ和らぐ。
短い沈黙の後、森の中から低くうなるような声が聞こえる。
「……来たか」
ボス級の鬼の気配が、二人の前に現れ始める。
これまで見たこともない巨大な鬼が待ち構えている。
重く唸るような息遣い。木々を揺らす力。
無一郎様が一歩前に出る。
「行くぞ」
その声と同時に、鬼が襲いかかってきた。
私は咄嗟に刀を振る。
「霞影斬!」
霧のように体をぼかし、鬼の死角に回り込む。
斬撃が敵の肩をかすめ、鬼は驚いて動きを止めた。
無一郎様は素早く横を抜け、連続斬撃で鬼の動きを封じる。
「弐ノ型・霧結の舞!」
私の斬撃が霧と混ざり、鬼の視界を遮りながら広範囲を攻撃する。
木の葉が舞い、鬼の巨体が揺れる。
鬼は怒りを露わに、振り下ろす腕が私に迫る。
咄嗟に霞鏡を使って身をずらす。
「霞鏡!」
体が一瞬二つに見えるような錯覚に陥り、攻撃は空を切った。
「参ノ型・霞織!」
連続斬撃を繰り出し、鬼の足を絡め取る。
無一郎様の斬撃と合わせると、まるで二人で紡ぐ一つの舞のように、攻撃が決まっていく。
しかし、鬼は簡単には倒れない。
「くっ…!」
振り下ろす巨大な腕。木々が粉々に砕け、地面が揺れる。
鼓動が激しくなる。息が荒く、腕が震える。
澪「はぁ、はぁ、強い…どうしよう。手が震えて刀が上手く握れないよ、泣」
その瞬間無一郎が鬼の隙をついて首を切る。
「……!!!!!」
無一郎様!!!!
…
やったあ、倒した、
よね?
なんで、?身体が動きはじめてる、の?
油断してしまった澪は鬼の攻撃を食らってしまい思わず刀を手から離してしまう。
「きゃぁ!!!!」
刀がっっ、私なにして!!!
刀を取りにいこうとするが身体が限界を迎えてしまい動かない
早く、動いて、。
無「澪!!!!!!!!」
あ。
鬼に捕まってしまった澪は体をざっくり切られてしまう
……え、
嘘だ。やられた?
なんでこんなに身体が動かないの?家族のかたきとれないや、。ごめんなさい、
澪「無一郎…様…」
無「しっかりしろ、、、!!!」
澪「私…無一郎…様の…継子で…よかった…で…」
最後の力でそう呟くと、視界の端に無一郎様の表情が映る。
驚き、悲しみ、そして必死に守れなかった悔しさ――そのすべてが彼の目に映っていた。
胸の奥がじんわり熱くなる。
悲しいけれど、後悔はない。
戦いの日々も、稽古の時間も、彼と過ごした時間もすべてが私にとって宝物だった。
静かに目を閉じる。
森の奥は静かだった。
戦いが終わり、鬼の息遣いも消え、木々の間に霧がゆらゆらと立ち込めている。
私はもういない。
でも、無一郎様はまだ、私のことを感じているそんな気がした。
無一郎様は膝をつき、私の体を抱きしめたまま、長い時間動けずにいた。
「どうして……どうしてもっと早く気づけなかったんだ……!」
彼の声は森に吸い込まれる
普段は冷静で無表情な彼が、今はとても悲しんでいる。
その後も、無一郎は戦いを続けた。
でも、私のことを思い出すたび、心の奥に温かい光が灯る。
稽古の日々、戦った瞬間、笑い合った一瞬――
すべてが彼の力になり、守るべき人を守る意志を支え続ける。
夜空を見上げるたび、森の霧を見上げるたび、無一郎は澪を思い出す。
「霞の継子……僕は、ずっとキミを忘れないよ」
私の命はここで終わったけれど、彼の心の中で、私の存在は永遠に生き続ける――。
𝑒𝑛𝑑😘😘