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Colon*
90
102
莉緒
51
次の日。
強い朝の光が部屋に差し込む中、可愛らしい黄色と白の花柄のワンピースを着た千夜は、「いってきまーす!」と声をかけて玄関のドアを開け、走り出した。
時刻は8時55分。約束の5分前に、千夜は駅に到着した。
そこには、既に到着していた瀬恋と雷斗、蒼の姿があった。
瀬恋「千夜、おはよう。」
千夜「おはよー!!!瀬恋お姉ちゃん!」
千夜「らいとにぃ、あおにぃもおはよ!」
蒼「おはよ…」
雷斗「千夜、おはよ!!今日も可愛い!!」
千夜「(*´꒳`*)エヘヘェ」
みんなで挨拶を交わす中、雷斗はいつも通り千夜を褒め、蒼は眠そうにしていた。
瀬恋「さて、行きましょうか。」
千夜「うん!!」
雷斗「おけー!」
蒼「おう…」
瀬恋を先頭に、水族館へ向かおうと駅に入り、改札の方へ向かおうとしたその時……
美瑠「みなさ〜ん!おまたせしましたぁ〜」
後方から、フリフリの服を着た美瑠が走って
きた。
千夜「美瑠ちゃん!?」
雷斗「??」
美瑠の登場に、千夜と雷斗は驚きの表情を見せた。
瀬恋「おまたせ…って、別に貴方を待ってないわよ?」
美瑠「え〜?昨日、水族館に行こうって誘ってきたのそっちじゃな〜い?」
瀬恋「…やっぱり、聞き耳立ててたわね?」
美瑠「え〜なんの事か美瑠わかんなぁ〜い笑」
美瑠はとぼけるように、笑いながら千夜を見る。
千夜「?」
美瑠「…クスッ 相変わらずあんた子供っぽい服着てるわね!!」
千夜「ふぇ?」
美瑠は千夜をまじまじと見ながら、そう言った。
美瑠「ね?雷斗様ぁ?ダサいですよねwww」
雷斗「え?普通に可愛いと思うけど??てかいつも千夜は、可愛いが??」
千夜「!!!(照)」
美瑠「( ・᷄-・᷅ ) それなら、美瑠はどうですぅ?」
美瑠は服をヒラヒラ〜とさせながら、雷斗に見せた。
雷斗「いいんじゃない?ていうか、美瑠は何でここにいんの?」
美瑠「えぇ〜居たらダメなんですかぁ〜?」
雷斗「いや、だって約束してないし…」
雷斗は、美瑠がいることに疑問を感じ、困惑した様子を見せた。
その2人のやり取りを見て、瀬恋と蒼は再び目配せをした。
蒼「(こんなに分かりやすく拒絶されてんのに、良くもまぁ飽きないよなw)」
瀬恋「(ほんとよね…笑)」
瀬恋「とりあえず、行きましょう。」
蒼「そうだな、お前来るのはいいけど変な行動の仕方はするなよ?」
蒼は瀬恋に頷いた後、美瑠に視線を移し、少し強めの口調でそう言った。
美瑠「はぁ〜い♡(蒼様もやっぱり素敵♡)」
蒼「(こいつ分かってないな…w)」
瀬恋「(ふふ)」
瀬恋「いきましょ、千夜、雷斗。」
千夜「うん…!」
雷斗「りょーかい。」
改めて5人は改札を通り、電車に乗って目的地の水族館へ向かった。
ーー電車に乗り1時間。
水族館に到着し、受付を済ませて中に入ると、少し暗くも明るい神秘的な雰囲気の中、水槽で泳ぐ多くの魚たちを眺めていた。
千夜「すごーい!!きれーい!!!」
瀬恋「ほんとね〜」
蒼「雷斗?」
雷斗「何言いたいかは、わかるけどwww
流石にやらないぞ??w」
蒼「(笑う)」
雷斗「千夜?大丈夫?(小声)」
雷斗は少し笑ったあと、千夜の耳元でボソッと問いかけた。
千夜「うん!このぐらいは、大丈夫!」
雷斗「良かった笑」
美瑠「なにがです〜?」
2人のやり取りに割り込むように、美瑠が声をかけた。
雷斗「なんでもないよ。こっちの話」
美瑠「え〜?」
瀬恋「そっか、千夜暗いところダメだものね。」
蒼「明かりいるか?」
千夜「大丈夫だよ〜!ありがとう!」
蒼「おう!必要だったら言えよ?」
千夜「うん!!」
蒼たちの気遣いに嬉しそうな表情を浮かべる千夜。その様子を横目に、美瑠は悔しそうな視線を向けていた。
ーー数時間。
話しながら水族館の中を色々と見て回っていると、瀬恋がスマホを確認するために足を止めた……。
瀬恋「そういえば、実は今日スペシャルゲスト呼んでるのよね。そろそろ来る頃だから迎えに行ってくるわね。」
そう告げた。
蒼「スペシャルゲスト?」
千夜「もしかして、昨日言ってたやつ?」
瀬恋「ふふ、そうよ笑 ちょっと、蒼も着いてきて貰える?」
蒼「いいぞ〜」
瀬恋「雷斗は、千夜と美瑠と一緒にいてね。」
雷斗「おけ〜!」
千夜「だれだれ〜?」
瀬恋「それは、後でのお楽しみよ笑」
千夜「はーい!笑」
瀬恋「いきましょ、蒼。」
蒼「おう!」
こうして、瀬恋と蒼は水族館の入口付近へ向かうため、二人で来た道を戻っていった。
ーー少し歩き、水族館の入口付近に到着した瀬恋と蒼。
蒼「離れたの、わざとだろw」
瀬恋「流石、蒼ね。その通りよ笑」
蒼「いいのか?あの3人放置で」
瀬恋「大丈夫でしょう。すぐに、解決するわ。」
蒼「ほんとお前は…w」
瀬恋「ふふ、因みに、、ゲストがいるのは本当よ?」
蒼「本当なのかよw」
瀬恋「ええ、そろそろ来ると思うけれど…」
そう言うと、瀬恋は「従業員の出入口」に視線を向けた。
蒼「……まさか?w」
瀬恋「ふふ笑」
蒼「そりゃあ、とんでもすぎるゲストだなw」
そうして2人が笑いながら従業員の出入口に視線を向けていると、扉が開いた。
コメント
1件
うわ、美瑠ちゃんまさかの乱入!?千夜たちのデート気分をぶち壊しに来た感じがヒヤヒヤするけど、雷斗くんが「普通に可愛いと思うけど」って即答してくれたシーンはちょっとほっこりしたな〜笑 蒼と瀬恋の目配せ&裏での会話もいい味出してる。そしてあの「スペシャルゲスト」、まさか水族館の従業員出入口からって相当な人物? 次が気になりすぎるよColon*さん!続き楽しみにしてます〜