テラーノベル
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ーーその頃。
雷斗、千夜、美瑠の3人は、水族館の中を回っていた。
千夜「らいとにぃ〜?」
雷斗「千夜、どうした〜?」
歩きながら、千夜は雷斗に声をかけた。
千夜「瀬恋お姉ちゃんの言う、ゲストって誰なんだろ?」
雷斗「誰だろうね〜?瀬恋の事だから、凄い人呼んでたり?笑」
千夜「誰かな〜?誰かな〜?へへ♪」
雷斗「楽しそうだね、千夜笑」
千夜「うん!!楽しい!!」
にこにこと微笑み合う二人を横目に、美瑠はムッとした表情を見せた。
そして、千夜が前を向くと……
千夜「あ!お土産コーナーかな?」
少し先に、キラキラと輝くショップが見えた。
雷斗「みたいだね。見てくる?」
千夜「いいの?」
雷斗「もちろん笑」
千夜「わーい!」
千夜は嬉しそうにその場でぴょんぴょんと跳ねたあと、小走りでショップへ向かった。
美瑠「ほーんと千夜ったら、お子ちゃま〜w
ですよね?雷斗様?」
美瑠はそう言って笑いながら、雷斗に問いかけた。
雷斗「そう?めちゃくちゃ可愛いから良くない?笑」
美瑠「つ、!!雷斗様!!」
雷斗「なに?」
美瑠は雷斗の言葉に、悔しそうな表情を浮かべたあと、声を荒らげて雷斗を呼んだ。
美瑠「雷斗様、あんなお子ちゃまな人なんて、貴方の評判を下げてしまうだけです!!」
雷斗「評判??」
美瑠「そうです!!雷斗様みたいな人は、美瑠みたいな可愛くて美人な人こそ合うんです!!」
雷斗「……僕は、別に可愛いとか美人とかで人の価値とか決まらないと思うけど?」
美瑠「そんな訳ないです!!あんな、子供みたいな…!!」
雷斗「あのさぁ……」
美瑠の発言を受け、雷斗が口を開こうとしたその時……
プツンッという音とともに、会場内の明かりが消えた。
雷斗「!?」
美瑠「っ!?」
雷斗「(この暗さは、流石に…!!)」
雷斗はその場から走り出し、ショップの中へと入った。
美瑠「雷斗様!?」
雷斗「(流石に暗いな…よし…)」
雷斗は何かを思いつき、2本の指を鳴らした。すると、ビリッと指先に光が灯った。
その光で周囲が明るくなると、雷斗は声を上げた。
雷斗「ちよ〜!!」
千夜「らいとにぃ!!」
その声が響くと同時に、ドンッ!!という勢いで千夜が雷斗の腕の中に飛び込んできた。
雷斗「千夜!!大丈夫!?」
千夜「らいとにぃぃ(泣)」
震えた声と身体で雷斗にしがみつく千夜。そんな千夜の様子に、雷斗は微笑み、手の光を消したあと、腕でギュッと抱きしめた。
雷斗「…大丈夫だよ、千夜。僕がいるから。ね?」
千夜「うん…(泣)」
雷斗「(なでなで)」
ーーそれから、数分後。会場内の明かりが付いた。
雷斗「あ、ついたよ。千夜」
千夜「ふぇ?」
雷斗に言われ、千夜は埋めていた顔を上げた。
千夜「本当だ…!!」
千夜が雷斗から離れようと身体を離すと、雷斗は自然と千夜の手を取り、繋いだ。
千夜「!!!」
雷斗「これでもう、怖くないよ?笑」
千夜「も、もう怖くないよぉ〜!!」
Colon*
90
102
莉緒
51
雷斗「だめー?笑」
千夜「いい!!」
雷斗「(笑う)」
こうして二人は手を繋ぎながらショップの外へ出た。すると、美瑠が駆け寄ってきた。
美瑠「雷斗さ……」
雷斗「美瑠、さっきの話だけどさ」
美瑠が雷斗を呼ぼうとしたその時、雷斗は遮るように口を開いた。
雷斗「俺は……千夜を貶すようなやつ好きになることなんてないよ」
美瑠「!!!」
千夜「??」
雷斗のその言葉を聞いた美瑠は、キッと千夜を睨みつけると、一人で出口へと走っていった 。
千夜「らいとにぃ?」
雷斗「ん?」
千夜「なんか、美瑠ちゃんと話してたの?」
雷斗「え?うーん笑」
雷斗は千夜の問いかけに困ったような表情を浮かべたあと、千夜の顔に近づいて口を開いた。
雷斗「僕が、千夜の事が好きって話?笑」
千夜「ふぇ!?!」
雷斗「(クスッ)」
顔を真っ赤にした千夜を見て、雷斗はクスッと笑った。そのあと顔を離し、言葉を続ける。
雷斗「千夜、僕と付き合お?」
千夜「!?!!?」
雷斗「千夜は僕と付き合うの嫌?」
千夜「!!嫌じゃない!!すき!!!!らいとにぃのこと大好き!!!!」
千夜は強く首を横に振り、繋いでいた手を離した。そして、両手を前でグッと握りしめながら、そう言葉にした。
雷斗「へへ、じゃあ決まり!」
千夜の返事に、雷斗は嬉しそうな表情を見せた。一方、千夜は少し顔を赤くしたまま、放心状態になっていた。
雷斗「(クスッ)千夜、顔真っ赤笑」
放心状態の千夜を、雷斗はからかうように笑った。
そんな雷斗に、千夜は口を開いて名前を呼ぶ。
千夜「……雷斗にぃ?」
雷斗「ん?」
雷斗が千夜に呼ばれて反応した瞬間……
チュッと……千夜の唇が雷斗の頬に触れた。
すると、次は雷斗が放心状態になってしまった。
千夜「へへ、ドッキリのお返し!!」
そう言いながら、千夜は少し走ってから後ろを振り向き、雷斗にニコッと笑いかけた。
雷斗「うっ、可愛い…!!( ゚д゚)ハッ!」
雷斗「もぉ!!!ちよ〜!!!」
悶えたかと思うと、ハッとした表情を見せた雷斗は、小走りで千夜の前に立った。
千夜「へへ」
雷斗「千夜?」
千夜「?」
雷斗は千夜に顔を近づけ、口に……
……と思ったその時、千夜のポケットからピコンッという音が鳴った。それと同時に、千夜はポケットからスマホを取り出した。
千夜「瀬恋お姉ちゃんだ!!」
雷斗「え?瀬恋?」
千夜「うん!!」
キスを外した雷斗は、困惑しながらも千夜に問いかけると笑顔で千夜は、頷いた。
千夜「そろそろ、出口の所に来て欲しい……だって!!」
雷斗「…笑 行こっか笑」
千夜「うん!!」
こうして二人は再び手を繋ぎ、出口へと向かった。
コメント
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あ〜最新話読んだよ🥀💕 水族館デート、めっちゃ甘くてニヤニヤ止まらなかった…!!千夜ちゃんがぴょんぴょん跳ねるの可愛すぎるし、雷斗くんの「千夜の事が好きって話?」ってストレートすぎて照けるわ〜笑 でも美瑠ちゃんの嫉妬が痛いほど伝わってきて切なかった…「千夜を貶すようなやつ好きにならない」は雷斗くんの本音でグッときたよ。美瑠ちゃんはこれからどうなるんだろうね? 最後の千夜ちゃんからのチュッは予想外で悶えた!(笑)瀬恋からの連絡でキス未遂になったの、次回へのフックすぎる…続き気になるよ〜🌙💫