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そこには 、沢山の棺が置かれていた ___ 。


「ッ 、ひ、 なんだこれ 、ッ 、!  」

棺を見ると 、マイキーくんや、場地さん……

みんなの死体が入っていた 。



「 … みんな …… 死んでる 、??  」




「見ちゃったんだ 。それ 。」

ドアの方に目を向けると 、マイキーくんがこちらを見ていた 。



あ …




「 この部屋には絶対はいるなよ? 」

「もしも入ったら ?? 」



「スクラップ 。」





「あ … 、」






俺 … 死んじゃうんだ … 。








「俺らの秘密を知っちまったんだな 、千冬 」

「…… お前 … ッ、誰だよッッ !!!! 泣」

「… 佐野万次郎 。 」

「ッ 、本当のマイキーくんはここに死んでるじゃんッ 、!!! 」



「 あーーー あ 、 めんどくせぇな 、、

それは 、確かに俺らだよ 。

でも 、俺らも本当の俺らだ 。

それは 、死体 。俺らは もう死んでるんだ 。 」

「 幽霊 … 、?泣」

「 ははっ 。そうかもな 。  」

「でもッ 、俺ッ 、触れてる、!!! 」

俺ももう死んだ、??

「あぁ 。そうだな 、俺らもお前と同じ 、

転生してるとしたら? 俺らも、蘇生されているとしたら、?? 笑 」

「それは、昔の俺ら 、今は違ぇんだよ 。 千冬 。

過去は捨てろ 。 」


マイキーくんはゆっくりと俺の方に近づき 、

首の後ろをとん と叩き 、




意識が飛んだ 。





目が覚めると 、大広場部屋に、連れてかれていた 。

「お目覚めか?」

「…ひッ 、」

その声を聞き 、逃げようとするも手錠で手が繋がれていた。

「 ごめ 、ごめんなさッ 、泣 」

マイキーくんの蹴りをみぞおちにくらい唾を吐き出した 。

丸め込んだ背中をマイキーくんはまたも蹴りこみ 、

俺の前髪を鷲掴みにして 俺の顔面を殴った 。

「ッ 、ごめッ 、なさッ 、ごめんッ 、なさいッ 、

すみませッ 、 泣 」


「お前。見たんだよな ?? 」

「…ッ 、見ました 、泣」

「… どこにいたんだ ?」

「ッ 、、泣 」彼を直視出来なかった 。

全身が震え 、痛みにもがくのが精一杯で 。

しかし何も答えなかったのが悪かったのか、

彼の暴力はヒートアップしていった 。



「言わねぇと死ぬぞ。お前 。」

「ッ 、う゛ 、泣」


床に倒れている俺の目の前にスフィンクスを持ってきた 。

「お前 。こいつに向かって一虎って叫んだよな?」

「ッ 、ちがッ 、泣 」

またもや蹴りをくらい頭がふわふわと飛びかける

「 …一虎のこと呼んだよな ?? 」

「ッ 、呼んでないッ 、泣 」

「……もう一度聞くぞ ?呼んだよな?」

「ッ…… 呼んでなッ 泣 」


『 もういいよ千冬ッ !!!!! 』



スフィンクスから声が漏れた 。

「ッ 、泣」

「ほーら 。やっぱり 。」

スフィンクスを引きちぎって小さな録音カメラが床に落ちる 。

「かず 、、とらく 、、泣 」

『ちふッ 』

マイキーくんの足に一瞬で粉々にされた 。

「ッッ 、、一虎くんッ 、!!!泣 」


「 ……生意気なことしてくれんじゃん? 千冬 。」

「ぅ 、ッ 、一虎ッ 、く、やだッ 、嫌だッ 、泣 」

「お前は一虎を取るのか 。もういい 。

お前が悪い 。」





彼は俺の前髪を掴んで拷問部屋へとむかった。

「ッ、いやッ 、やだッ 、ごめッ 、すみませッ 、泣」






あ゛あ゛あ゛あ゛ああああぁぁぁッッ !!!!!!


ぁぁ 、がッ 、あぁぁぁッッッ !!!!!



ッ 、嫌だッ 、やめてくださッ 、やめてッ、くだッ 、

マ゛イ゛キ゛ーく゛ん゛ッッ !!!


やめッ 、や゛め゛ろ゛ッ 、!!!!


あッ 、ガヒュ 、ごめ 、ッ 、う゛ッ 、


ごめんなさッ 、!!!!!





マイキーが出ていった後、千冬の方へふらふらする足を無理やり動かし 、

駆け込んだ 。


「ッ 、!? 千冬 、??」

隅の方で頭を抱え蹲り 、ぶるぶると震え 、

ボソボソと喋っていた 。


「……千冬 、? 」

そう呼びかけ方に触れた途端 、彼は叫び怯えた目でこちらを見つめていた 。


「… 、千冬 、」

あぁ、知ってる、その目は 。



トラウマを植え付けられている時の目だ 。

ユダの顔と同じ表情をしている 。


俺は 、そんな顔を抱きしめた 。

血が着こうがどうでもいい 。今はただ 、こいつの怖がるものを見せたくない 。


そう背中をさすると彼は悲痛な声をして嫌がった 。

痛いのか 。


「…  俺らは一緒だ  。」


そう微笑むと彼はすっと目を閉じ気を失った 。

そんな彼を抱きしめ頭を撫でてやった 。



千咒にも …  これくらいしてやれば良かったのかな 。












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