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()=心の声
「」=言葉
[] =過去の声
夜。
雨が静かに降っていた。
街灯の下、びしょ濡れになりながら座り込んでいる小さな影が1つ。
🐤「……っ」
膝を抱えて、顔をうずめている。
肩も小さく震えていた。
そこに通りかかったのは、ほとけだった。
💎「……え?」
最初は誰かがしゃがんでいるだけかと思った。
でも近ずくとーー
💎「ちょ、え、大丈夫…?」
そこに居たのは、年下くらいの少年。
服は泥で汚れていて、腕には切り傷。
声をかけても、びくっと体を震わせるだけで
顔を上げない。
💎「怖がらないでいいよ。僕、怪しい人
じゃないし…」
そう言いながら、ほとけは自分のパーカーを脱いで、そっと肩にかけた。
💎「……冷たい」
体が、氷みたいに冷えてる。
💎「こんなとこにいたら風邪ひくって… 」
少し沈黙が流れる。
やっと、少年が小さく口を開いた。
🐤「……いらない」
💎「え?」
🐤「…優しくしなくていい」
声は掠れていて、今にも消えそうだった。
💎「……」
ほとけはしゃがみ込む。
💎「じゃあさ」
少し笑って言った。
💎「優しくじゃなくて、普通にする 」
少年が少しだけ顔をあげる。
💎「とりあえず、家来る?」
🐤「……」
💎「雨止むまででもいいし、
あったかいご飯あるし」
🐤「……知らない人」
💎「うん、今はね」
ほとけは少し困ったように笑った。
💎「でもさ、ここに一人でいるよりは
マシじゃない?」
また沈黙。
雨音だけが聞こえる。
そしてーー
🐤「…おなか、すいた」
小さな声。
ほとけは一瞬キョトンとして、
それからふっと笑った。
💎「よし決まり! 」
そっと手を差し出す。
💎「ご飯食べに行こう」
少年は少し迷ってから、
その手をーーー
そっと握った。
冷たい、小さな手だった。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡50