何故だか知らんが。
「お前、知らねぇ男に食われるとこだったじゃねーか」
『食われる?そこまではないでしょ』
「いや、ナンパしてくる男ァ皆女を食い物にしか思ってねぇんだわ」
『いやいや…ないでしょ、さすがにそこまでは…』
荼毘さんの隣を歩いてる私____
なんか流れでこうなっちゃったけど____
荼毘さんも、お出かけなのかな?
「…まあ、こんな格好でこんないい女歩いてちゃぁ声かけたいのも分かるが」
『え?なんて?』
うまく聞き取れなかった____
「…こんなやらしい足出してちゃあ食い物にされても仕方ねぇなって言ったんだよ」
そう言って
私の腰に手を回し
後ろから
ショーパン下すぐの足を触る____
『だっ荼毘さん!?///』
「あ、わりー。手が滑っちまった」
さっきのナンパ男どもに触れられた時は気色悪くてたまらなかったけれど
『〜ッ!!///…荼毘さんのバカ!』
荼毘さんに触れられるのは嫌じゃない____
_____
久しぶりに会ったからかなぁ?
『でもどうして荼毘さんは助けてくれたの?』
「は〜?たまたまだよ、たまたま」
『え〜?ほんとにたまたま?w』
「俺もたまには出かける事だってあんだよ」
『ふふ、そうなんだ!ありがとね荼毘さん!』
私には弔くんがいるけれど____
「知ってるやつが困ってるの無視したら、後々胸糞わりーだろが」
「ふ〜ん…荼毘さんは、本当…私のヒーローみたいだね!」
そう言うと
びっくりしたような顔をした荼毘さんだったが
すぐに
ふは、と笑う
私に笑いかける荼毘さんは____
とても優しそうで____
「…それを俺に言うかよ笑」
『あはは!ヴィランなのにね笑』
やっぱり、一緒にいて楽しいなと
心から思えたんだ。____
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