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ちゃんと物語の構築をしっかりしてから書けばよかった、付け足したい内容が出てきたんだけど、 もぉー
フォロー、そして感想ありがとうございます! 今日か明日には更新予定なのでそちらも見ていってください!
フォロー失礼します…! 文字だけなのに、なんというか…その、映像で頭に浮かんでくるような、そんな作品でした…!! 続き、楽しみにしてます✨
『大人になったら結婚しようね!』
自分の中で、2番目に鮮明に残っている記憶だ、
お父さんが死んだ時、お葬式に行った時、
悲しい、負の感情の方が人間の記憶に刻まれやすい
親だったり大切な人が死んでしまって、それが記憶に残り続けることは珍しいことではない
もう何年前か、3、4年か、考えたくもない
今でも残り続けてるんだ
僕と猫宮は、幼馴染だ、幼稚園の時からの仲で、
いつも一緒に登校している、
そのせいか
猫宮と付き合ってるわけでもないのにクラスや学年の中では俺たちが付き合ってるという、そんなデマが流れていた、クラスメイトにも、なんなら先生にも軽く冷やかされてしまう
周りはお似合いだとかいうけど、僕はアイツの事が好きだとか自覚したことはない。
そんな、いつもと変わらない日常を過ごして、
今日も数人の友達と猫宮と一緒に、5、6人くらいで帰る
他の友達は、途中で僕達の恋人イジリをして、
分かれ道で、
一人、また一人と、別の道を通って帰ってゆく、
最後は、僕と猫宮の二人で歩いて帰って、
たまにどちらかの家でゲームをしたりする
今日も、このスクランブル交差点を右に曲がる、
彼女はまっすぐ行く、
それで家に帰って、明日もまた交差点で待ち合わせて、小学校に行く、
このルーティンをもう冗談抜きで1000回以上は繰り返した、
『やば!もう信号ピカピカしてるよ!』
『うわ、本当じゃん走るぞ、猫宮』
ゔおおおおおおおおおおおおおん
車が走り出した、どうやら、信号には間に合わなかったらしい
『えーマジだるいんだけど〜』
猫宮の言うこともわかる、
ここの交差点は、一度赤信号になると2、3分は
青信号にならない、つまり、結構長い間、ここで待たされるのだ、
『うへぇ、いつもだけどここの信号長いよね、
水城』
『ああ、そうだと思う、正直、こんなに待たせてどうするんだよ、後下の名前で呼ぶなよ!立花でいいって』
『別に私が水城って呼びたいんだしいいでしょ』
『あっそうそう!』
『またスマブラか?100回やっても1000回やってもお前が勝つんだから、』
『え!なんでわかったの!?もしかしてエスパー!?』
『それ一昨日も言ってたよなw』
猫宮は交差点の赤信号につかまると、
いつもゲームの話をしてくる、こいつは、
ゲームの才能と自分の意見の強行に関しては
世界一だと思う、
『けどなんだかんだ言ってやってくれるじゃん!』
『俺だってやりたくてやってるわけじゃねえし』
『へぇーじゃあなんで断んないのかなーーーwww』
『……うるさいな///』
猫宮とやるゲームは百発百中で負ける、
下手な鉄砲数撃ちゃ当たるって言ったやつは
何処のどいつなんだよとコイツとゲームをやるときは思ってる、でも、、、、
ベツニツマンナイワケジャナインダ……
『あっそうだ!私今日塾あるんだった!』
『あー、そういや言ってたな、』
『家に帰ったらまずゲーム、飯を食ったらすぐゲーム、寝て朝起きてもゲームやって宿題をやらず、怒られる』
『そんな調子だから塾に強制送還されたんだよな』
『その様子じゃ….』
『うん….宿題終わってないんだよね』
『ドウシヨドウシヨ、また先生に怒られちゃうよ!』
『でも塾は7時からだろ、今家についても4時くらい、通塾にも時間かかるとして、150分ある、』
『ナルホド!そう考えたら余裕ナノカ!』
『それを宿題出されてからずっと続けてるから今になって慌てるんだろ、毎回宿題に付き合わされる俺の身にもなってみろよ、』
『あ、手伝ってくれんの?』
『毎週そうだよな💢💢』
『まあでも、今日担当釘元だし、隣で大声張られても困るしな、』
猫宮は同じ塾で隣の席に座っている、学校でもずっと同じクラスで、席も近いことが多い、正直言って腐れ縁だ、
『やったー!今日も水城に宿題手伝ってもらえるぞー!』
『俺を家庭教師か何かと勘違いしてない?、後名前で呼ぶなって!』
『ねえねえ』
『あ?…なんだよ』
『あの猫、可愛くない?』
『ああ、お前とおんなじ、澄んだ青い目をしてるな、それに全身が真っ黒』
『あっ!そういえばさ!黒猫に出会うと不幸になるって噂知ってる?』
『聞いたことはあるな、ただの迷信だと思うけど、黒猫って魔女の猫っていうイメージがあるからなぁ、ちょっと不穏な空気は感じるよな』
『ww、ちょっと水城の言ってることわかるかもw
もしかしたら私、今日死んじゃうんじゃないかなーって』
『おい….冗談でもそんなこと言うなよ….』
『ごめんってー冗談冗談w』
『あっもう信号青だよ渡んないと』
猫宮は前を駆け出す、それに俺も続く、いつもの光景だ、いつも通り、卒業まで、いやいや、コイツとは切っても切れないような腐れ縁だ、きっと中学も高校も、おんなじ道をまた….
イレギュラーな日常がない、無変化な日常
鉄のように固く、壊れることのない日常
目の前に鉄の板が現れるまでは…..
理解ができなかった、向こうの歩道に渡ろうとしたら、左から猛スピードで鉄の板が….状況を理解できない、体が固まっている、いや、周りがスローモーションに見えてると言うのが正しいか、
ぶつかる!
僕はものすごい衝撃に襲われた、
凄い速さで後ろに吹っ飛ばされた、消えゆく意識
最後に見た景色は、
右目に猛スピードで道路を突き抜け、視視界から見えなくなっていくトラック、
そして左目には、生肉が、いや、肉片?肉塊といったらいいか、それらが転がっている
それが何かを考えることも、自分がどうなったのかも理解できない、
闇に落ーていく…………
何ーーーない………………
だーーーーて………………
ーーーさー……………..
ーーーー……………….