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親愛なる君を消したい

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親愛なる君を消したい

5 - 君の隣は

♥

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2024年03月23日

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あれから毎日が幸せだ。

私が何をしようとしても支那が後ろにとことこ着いてきてくれる。

「支那、じゃあ私そろそろ帰るね。」

「うん……わかった……また明日……、」

「また明日。」

支那、大丈夫だよ。私が支那が家に着くまで見守るから。



「……慈恩くん!」

「あ、支那ちゃん、もう遅いから家まで送ってくよ。」

「じゃあ今日もご飯食べてく?」

「じゃあそうさせてもらおうかな。」

……あれ誰?なんで支那の隣にいるの?

支那の隣は私だけのものじゃないの?

ご飯?今日も?じゃあ今までも食べてた?

許せない許せない許せない……

……支那!

私だけを見て支那……!

「……支那!」

「……日真?また会えたぁ……」

「その男誰?」

「慈恩くん、隣の家に住んでるの。」

「……ども。」

「……初めまして、支那と”お付き合いさせてもらってる”日真って言います。」

「そうなんすね。」

「……あ!日真、今日日真の家泊まりに行ってもいーい?」

「うん、いいよ。」

「ごめんね慈恩くん!今日日真の家行くね!」

「わかった、」

良かった、ただの知り合いだ。……でも

「ねぇ支那、」

「なぁに?」

「支那の隣は私だけに取っておいてね。」

「……?わかった!」

……この約束は破らないでね、支那。

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