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突然姿を消した飼い猫は
もう二度と帰ってくる事は無かった──。
太宰「…姿を消した飼い猫…か…
(ソファーに寝転がって本を見ながら)」
(※ちなみにポートマフィア本部です、
中也に用があって来たが、中也は仕事をしていたので大人しく本を読んでいた)
中也「…ん?なぁ、なんで帰ってこなかったんだ?(太宰の方を向いて)」
太宰「…あれ?中也居たの?
(存在を忘れてた)」
太宰は本を閉じて起き上がった
中也「ずっとここで仕事しながらてめぇの朗読聞いてた」
太宰「そうなんだ、小さくて気づかなかった」
中也「イラッ💢…はぁ、、で?なんでその猫は帰ってこなかったんだ?」
太宰「ん?なんでだと思う?」
中也「…んー……(考える)
…捨て猫だと思って誰かが連れて帰ったから?」
太宰「それだったら良かったんだけどね」
中也「違うのか?」
太宰「違うよ、、猫はさ、死ぬ直前になると家を離れるんだ、そして誰もいない場所で静かに死を迎える」
中也「なんでそんな事するんだよ」
太宰「飼い主を悲しませたくないからじゃない?」
中也「あー、なるほどな…」
太宰「ねぇ中也…」
中也「ん?」
太宰「もし私がこの街から突然姿を消してしまったらどうする?」
中也「…は、?」
太宰「…なーんてね☆嘘嘘w
びっくりしたー?w」
中也「…」
太宰「?中也…?」
中也「嘘じゃなくて本当に消えるつもりなんだろ?」
太宰「…どうしてそう思うんだい?」
中也「てめぇの考える事なんてお見通しなんだよ、何年お前と一緒に居たと思ってんだ」
太宰「…ハハッ、流石中也だね(微笑む)」
中也「フン…安心しろ、てめぇが消えても見つけてやるよ」
太宰「無理無理、GPSか発信機でも付けない限り私を見つける事は不可能だ」
中也「…それはどうかな(ニコッ)」
太宰「?なんでそんな自信たっぷりなの…
気持ち悪い…(引)」
中也「てめぇ、後で覚えてろよ…?💢」
太宰「さてと、私はそろそろ探偵社に帰るとするか(立ち上がる)」
中也「…あ、そういやボスがてめぇに会いたがってたぞ?」
太宰「えぇー…(嫌そうな顔)」
中也「会いに行ってやれよ…その内探偵社凸りに行くぞ…」
太宰「はぁー、しょうがない、会いたくないけど会いに行ってあげるか、、凸られるのは困るし……じゃあね中也(ニコッ)」
中也「おう」
バタンッ
太宰は部屋を出ていった
中也「…ゴソゴソ(スマホを取り出す)
彼奴は気づいてねぇんだな(スマホを見る)」
画面には太宰が居る場所が表示されている
中也「スマホにGPSが付いてるなんて普通は
気づかねぇかw
…てめぇが消えたら俺が必ず見つけ出してやるよ、太宰♡…チュッ(スマホにキスをする)」
その頃太宰は…
太宰「ックシュ(くしゃみ)誰か私の噂をしているな…?……あ、、そういえば、スマホにGPS
付いてること中也に言いそびれた、最悪、、
…また今度でいっか☆☆」
太宰は自分のスマホに
GPSが付いていることに気づいていたが
誰が付けたのかは分かっていなかった
ー 𝑒𝑛𝑑 ー