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炎が勢いを増す中俺は戦場に立っていた
らっだぁ はぁっはぁっはぁっ…
荒くなる呼吸と少なくなる銃弾、重くなり続ける体と減りゆく仲間たち
また1人、また1人と殺されてゆく
背後で聞こえる足音が減っていく
俺の頬を銃弾が掠める
俺は咄嗟に避けた
背後でまた誰か倒れた
俺の青色の髪にはどろりをした生暖かい赤色の液体が滴っている
足を動かせ
敵を屠れ
躊躇うな
戸惑うな
戦い続けろ。
それが俺らの使命
俺らに約束された運命
だから俺は居たくもない戦場に立ち敵を殺め続けている
真っ青だった髪はいつから赤く染まったのだろうか
真っ赤になった俺の手はいつになったら洗い流せるのだろうか
バアンッ
考えている暇なんてない
頭よりも体を動かせ
一瞬の躊躇が死に直結する
「戦え、殺せ」
この戦争はいつになったら終止符を打たれるのだろうか