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ちーーず
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#かはさんお~いで!
『笑っている君が、一番心配だった。』
「いつも通り」
翌日
ガラガラッ。
ちぐさ「おはよー!!」
けちゃ「ちぐー!おはよー!!」
ぷりっつ「おっはー!」
まぜ太「おはよ。」
あっと「おはよう。」
あっきぃ「おはよ、ちぐちゃん。」
ちぐさは席に座る。
昨日のことを思い出して、少しだけ頬を緩めた。
ちぐさ(……昨日。)
『そばにいてもいい?』
『もちろん。』
その言葉を思い出す。
ちぐさ(……嬉しかったな)
ぷりっつ「ちぐー!」
ちぐさ「ん?」
ぷりっつ「今日の数学の宿題やった?」
ちぐさ「……。」
ぷりっつ「あ。」
ちぐさ「やってない。」
ぷりっつ「仲間や!!」
まぜ太「お前ら二人ともやってねぇのかよ。」
あっと「朝やればいいって思ってたんでしょ。」
けちゃ「僕はちゃんとやったよ!」
ちぐさ「えらっ!」
けちゃ「でしょ〜!」
あっきぃ「じゃあ、ぷーのすけとちぐちゃんは休み時間にやろうね。」
ちぐさ「はーい……。」
いつもの会話。
いつもの笑い声。
ちぐさは少しだけ安心した。
休み時間
ぷりっつ「ちぐ、ここ分からん!」
ちぐさ「え?ここ?」
ぷりっつ「そう!」
ちぐさ「これはね――」
ちぐさが教えていると。
まぜ太「お前も分かってんのか?」
ちぐさ「……たぶん!」
まぜ太「たぶんかよ。」
あっと「じゃあ俺が見るよ。」
けちゃ「僕も!」
あっきぃ「結局みんなで宿題やってるじゃんw」
6人で机を囲む。
ちぐさ「ふふっ。」
自然と笑みがこぼれる。
昼休み
けちゃ「ねぇねぇ!」
ちぐさ「なに?」
けちゃ「放課後、カラオケ行かない?」
ぷりっつ「ええやん!」
まぜ太「また行くのかよ。」
あっと「俺はいいよ。」
あっきぃ「ちぐちゃんは?」
ちぐさは一瞬だけ考える。
そして――
ちぐさ「……行きたい!」
あっきぃ「じゃあ決まり。」
けちゃ「やったぁ!」
ちぐさは笑った。
今度は「みんなが心配するから行く」じゃない。
自分が行きたいから。
そう思えた。
放課後
カラオケ。
ぷりっつ「俺から歌うで!!」
まぜ太「絶対うるさい。」
ぷりっつ「なんでや!」
けちゃ「僕も歌うー!」
あっと「じゃあ俺は次。」
あっきぃ「ちぐちゃんは?」
ちぐさ「俺は最後!」
けちゃ「えー!ちぐの歌聞きたい!」
ちぐさ「あとでね!」
みんなで騒ぐ。
笑う。
歌う。
その時間は、以前と何も変わらなかった。
帰り道
夕方
けちゃ「今日楽しかったぁ!」
ぷりっつ「次はもっと歌うわ!」
まぜ太「お前もう十分歌っただろ。」
あっと「ふふ。」
少し前を歩いていたちぐさが振り返る。
ちぐさ「ねぇ、みんな。」
あっきぃ「ん?」
ちぐさ「昨日さ。」
5人がちぐさを見る。
ちぐさ「俺が『そばにいて』って言ったじゃん?」
けちゃ「うん。」
ちぐさ「……今日、みんな普通にしてくれてたよね。」
まぜ太「普通にって?」
ちぐさ「なんていうか……。」
ちぐさは少し考える。
ちぐさ「心配しすぎないで、いつも通り笑ってくれてた。」
5人が黙る。
ちぐさ「……それが嬉しかった。」
あっと「そっか。」
ちぐさ「うん。」
ちぐさが笑う。
ちぐさ「俺も……普通に笑ってていいんだって思えた。」
あっきぃが優しく笑う。
あっきぃ「もちろん。」
けちゃ「ちぐはちぐだもん!」
ぷりっつ「せやせや!」
まぜ太「変に気を遣う必要ない。」
あっと「困ったときは頼ればいい。」
ちぐさは5人を見る。
そして――
ちぐさ「……うん。」
少しだけ間を置いて。
ちぐさ「ありがとう。」
今度の「ありがとう」は。
無理に笑うためじゃなかった。
心から出た言葉だった。
――第15話・終わり。
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