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ちーーず
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#かはさんお~いで!
『笑っている君が、一番心配だった。』
「お願いしてもいい?」
翌朝
ガラガラッ。
ちぐさ「おはよー!!」
けちゃ「ちぐー!おはよ!」
ぷりっつ「おはよー!」
まぜ太「おはよ。」
あっと「おはよう。」
あっきぃ「おはよ、ちぐちゃん。」
いつもの朝
ちぐさは自分の席に座る。
そして――
机の上に置かれていた教科書を見る。
ちぐさ「……。」
今日は朝から体育。
教科書と一緒に、体育着を持ってこないといけなかった。
けれど。
ちぐさ「……あ。」
鞄の中を探す。
ない。
ちぐさ「……忘れた。」
けちゃ「どうしたの?」
ちぐさ「体育着、家に忘れた……。」
ぷりっつ「うわぁ。」
まぜ太「珍しいな。」
ちぐさ「どうしよう……。」
ちぐさはしばらく考える。
そして。
ちぐさ「……。」
5人を見る。
昨日の言葉を思い出す。
――困ったときは頼ればいい。
ちぐさは少しだけ深呼吸する。
ちぐさ「……あのさ。」
あっきぃ「ん?」
ちぐさ「お願いしてもいい?」
5人が少し驚く。
けちゃ「もちろん!」
ぷりっつ「何でも言いや!」
まぜ太「できることならな。」
あっと「どうした?」
ちぐさは少し恥ずかしそうにする。
ちぐさ「先生に……一緒に話してくれない?」
あっきぃ「体育着のこと?」
ちぐさ「うん……。」
あっきぃ「もちろん。」
ちぐさ「……ありがとう。」
職員室前
6人で歩いている。
ぷりっつ「なんか緊張するな。」
まぜ太「お前が行くわけじゃないだろ。」
ぷりっつ「付き添いやから緊張するんや!」
けちゃ「僕も緊張する〜。」
あっと「大丈夫だよ。」
ちぐさは笑う。
ちぐさ「……みんな、ありがとう。」
あっきぃ「どういたしまして。」
先生に事情を話すと――
先生「今日は忘れ物扱いにするけど、次から気をつけるように。」
ちぐさ「はい!」
教室へ戻る。
けちゃ「よかったね!」
ちぐさ「うん!」
ぷりっつ「これで一件落着やな!」
まぜ太「忘れないようにな。」
ちぐさ「分かってるって!」
みんなで笑う。
昼休み
ちぐさは5人を見ながら言う。
ちぐさ「……ねぇ。」
あっきぃ「ん?」
ちぐさ「今日、俺ちゃんとお願いできたよね?」
けちゃ「できた!」
ぷりっつ「めっちゃできてたで!」
まぜ太「普通だけどな。」
ちぐさ「普通……。」
ちぐさは少し考える。
そして。
ちぐさ「そっか。」
あっと「何か思った?」
ちぐさ「うん。」
ちぐさが笑う。
ちぐさ「お願いするって……思ってたより怖くないね。」
5人が静かになる。
あっきぃ「……うん。」
けちゃ「だから、またお願いしていいんだよ!」
ちぐさ「……うん!」
帰り道
ちぐさ「あっきぃ!」
あっきぃ「ん?」
ちぐさ「明日、一緒に学校来ない?」
あっきぃが少し驚く。
あっきぃ「……もちろん。」
ちぐさ「約束ね!」
あっきぃ「うん。約束。」
ちぐさは嬉しそうに笑った。
少しずつ。
ほんの少しずつ。
ちぐさは――
「頼る」ということを覚え始めていた。
――第16話・終わり。
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