夏は暑い、けれども涼しく感じた。
「星、綺麗だね」
と微笑む可愛らしい私の大切な親友、
「うん、この時がずっと続くといいな〜」
と夜の公園のブランコに乗りながら星を眺めながら。
また、微笑む。私の大切で大事な唯一無二の親友が。
この子と居るとなんでも出来る気がして届かないであろう夜の星に向かって手を伸ばした。きっと、私とあなたは夜の月に照らされ輝いて見えただろう。
ーーー
夏は暑い。
「補習だるくなぁ〜〜い?夏にやりたくないよぉ〜…」
と親友のヨルが猫背にしてもうダメなどとぶつくさ言いながら言った。
「私もそう思うよ。だけどいいじゃんアイスクリーム買ってあげっから」
なんて冗談混じりに言ったら私頑張る!なんて言うものだから確実に買うしかなくなってしまった。なんと図々しいものだろうかヨルはジャンボアイスクリームね!と私を指さしながら言い放った。
補習の時間が異様に長く感じた。
それは多分、自分のお小遣いが減るという恐れからと、ろくにクーラーが効いていないせいだろうと思った。
補習が終わった後、アイスクリーム屋に行きジャンボアイスクリームバニラ味を買った。
こんなに暑い中買いに来てくれるなんてありがとうねと色々アイスにトッピングしてくれた。
「ヨル、はい。」
と少し大きいコーンにのったアイスクリームにチョコレートソース、ストロベリーチョコレートソース、ミックスチョコにクッキーと少しだけフルーツがのっているジャンボなアイスクリームを渡した。
「私だけじゃ食べ切れないし一緒に食べよっか」
と私に言いアイスが溶けてしまうので日陰に行き食べ始めた。
日が照っている中、クーラーの効いていない学校で補習をしていたのだからそのあとの冷たいアイスクリームはとても美味しかった。
美味しいね〜甘ーいと言うヨルはとても可愛いと思うと同時にヨルにアイスクリームの話をしていなかったら私は暑さに溶けていたんじゃないかと思う程暑いし、アイスはその暑さを凌ぐ程冷たかった。
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