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⚠終始不穏です
特に意味は無いですので頭空っぽにして読んでください
話しの意図が掴めない
まじでほんとに何書きたかったのか私も分からない。
「お願い。オレと一緒に死んで。」
それが彼の口癖だった。
1番最初に彼がそう言い始めたのは何円か前の雨の日。
びしょびしょになって帰ってきた彼を見たときは素直に驚いた。
『な、なに…何が合ったの?』
慌てて手に取ったタオルで彼の髪に纏わりついた水分をふき取るが、当然そんなことでは状態は変わらない。
急いで風呂へと連れて行かなければ風邪をひいてしまう。と彼の褐色の腕を掴み、引きずるようにして風呂場まで運ぶ。
だけどその瞬間、それまで私にされるがままだったイザナが抵抗の色を示した。
花札のピアスが微かに音を立てる。
『イザナ?』
不思議に思い、長い白髪に囲まれた顔を覗く。
「…なあ、お願い。」
「オレと一緒に死んで」
一瞬、言われた意味が理解出来ず、心臓が早鐘となって胸を突き続ける。頭を鈍器で殴られたような衝撃を感じ、鋼のような硬い澄んだ音が脳内を駆け巡った。
突然の発言に、慌てふためく私を置いてイザナは淡々と言葉を紡いでいった。
「シンイチローもエマも母さんも…マンジローも」
「兄弟なんかじゃなかった」
ぽつりぽつりと絞るように言葉を落としていくイザナの頬と目の縁にはさっきまで泣いていたのであろう赤い痕跡がくっきりと残っていた。白く長い睫毛が囲む紫の瞳には生気なんてものは籠っておらず、いつものあの威圧感さえもが消え伏せていた。
絶望、恐怖、恐れ。そんな押し潰せない多大な思いたちが一生消えない傷として顔の皮膚の奥深く刻まれているだけ。
「なあ……オマエはオレの言うこと聞いてくれるよな?」
ぼーっと煙ったような顔でこちらを見つめてくるイザナに、なんて返すのが正解なのか分からず、ただただ震える体を力一杯抱きしめてあげることしか出来なかった。
─…それがいけなかったのだろうか。
鼓膜を切り裂くような銃声が3つ、耳を貫いた。
自分の目に映る光景が信じられず、頬が不自然に強張る。喉を通った声は震えていた。
赤い血の海の中で仰向けになって横たわる人物が苦しそうに血を吐いた。赤い霰のように散らばった赤い血液が、地面を、服を、顔を、どんどん汚していく。
乾いた土の上を彼の腹から流れ出た血が生き物のように一定の動きを持って時間とともに進んでいき、濁った水溜りのように広がる。
そんな様子に嫌な想像が脳裏を横切って全身の血が冷えわたっていく。
「救いようねぇだろ?」
なあ、エマ。
殺してしまった自身の妹の名を告げたきり、彼は動かなくなった。
目に溜まった涙が重力に従ってぽつりと頬を流れた。
2月22日
彼は死んだ。
一人で死んだ。
私も、下僕も、弟も、みんな置いて。
彼と一緒に死んであげられなかった自分への後悔が胸を締め付ける。
自身の吸った息が肺を汚す。まるで体の中で働いている自身の細胞たちが「早く死ね」とでもいうように攻撃してくる。顔に霧に似た薄い膜がかかった。
「お願い。オレと一緒に死んで。」
毎日のように聞いていたその言葉は、もう聞こえてこない。
2月22日なので。と思って書いた話が実に意味の分からない話になってしまい作者困惑しています。私は何を書きたかったのでしょうか。
2月22日
黒川イザナ
享年 18歳