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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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R有

王国パロ

ご本人様とは一切関係ありません


ーー


sm視点



sm「⋯⋯⋯は?」


せいしょり、がかり⋯?

頭が?で埋め尽くされて思考停止する。

頭おかしくなったのか⋯?

いや、麻酔針を撃たれたにも関わらずピンピンして躊躇なく俺に近づいてくる時点で頭がおかしいのかもしれない。


??「そー!!せ・い・しょ・り・が・か・り。」


1文字1文字を強調して長身の男がそう言う。どこか楽しんでいるようにも見えた。


??「⋯⋯⋯ッま、まぁ、俺らも日頃のストレスが溜まってるし⋯」


もう1人の幹部であろう人物が、すこし躊躇しながらそう呟く。


sm「ッや⋯⋯嫌に決まってんだろ!! そもそも名前も知らない奴に犯されるとか論外!!⋯なんなら男同士だし、」


思わず大きい声を出してしまう。

しかし、これくらいしないときっと引き下がらないだろう⋯⋯と思って俺は相手を睨んだ。


??「あぁ〜!そういえば自己紹介がまだだったか!」


ぽん、自身の掌を拳で叩き、何かを思い出したかのように長身の男が返した。


br「僕の名前はぶるーく!」


自分の胸に手を当てて、自信ありげにそう言うぶるーくは、今から俺の事を犯そうと思っているようには見えない。


br「で、この1番ちっちゃいのがシャークんで」


shk「うす」


“1番小さい”、という言葉に反応する素振りを見せつつもシャークんは俺に小さく会釈をした。


br「次にちっちゃいのがなかむ」


nk「は? もっと言うことあるだろ!!」


こっちはぶるーくの煽りに反応して挨拶をする素振りはない。

体が小さいせいか、ぶるーくに飛びかかっても簡単に止められてじたばたしている。


br「この穏やかそうに見える爽やかお兄ちゃんはきんときね」


kn「穏やかそうに“見える”って何だよ」


不服そうに口を尖らせながらも、ぶるーくが紹介を終えると「よろしくね」と此方に微笑みかけてきた。

1番接しやすそう、と好感を抱いた。


br「この金髪はまぁ言わずもがな⋯⋯」


知ってるよね?と首を傾げて俺に問いかけてきたので、俺は小さく頷いた。


br「てなわけで! 自己紹介も終わったし、やろうか」


sm「ちょまっ⋯、ほんとにやるの?」


怖くて仕方がなかったので、俺は少しの希望を持ってそう尋ねた。


br「あったりまえじゃ〜ん」

「あと、僕は“男だから”とか気にしてないよ」


にや、と小さく口角を上げてぶるーくは俺の服に手をかけた。

みるみる俺の服は剥がされていき、最終的には体のあちこちが曝されてしまった。


br「うわ、ほっそ⋯。」


気持ちわりいな、ジロジロ見んなよ⋯

そう言おうとすると、きんときがぶるーくに耳打ちをしようとしていたので1度感情を抑えた。


kn「ねぇぶるーく、ー〜〜〜ー、⋯?」


肝心な部分は聞き取れなかったが、眉を下げて質問する様はまるで何かを躊躇しているようにも見えた。


br「うん、まぁ⋯いいっしょ!」


何のことかは把握出来なかったが、ぶるーくはそう頷いて「じゃあ解かすね」と俺の孔に指をつけた。


sm「ッん⋯」


怖い。そんな感情が脳を支配して、触られなくても勝手に体が動いてしまう。

ぶるーくの細くてゴツゴツした指が俺の孔を突いたり広げたりと、耐えられない快楽に溺れてしまいそうだった。指が動く度に自分の口から出ているとは思えないような甘い声が出て、恥ずかしさで死んでしまいそう。


sm「ッぁぅ、ひ、んッ、ふ、」


遊ばれているような感覚で、感じたことも無い快感が俺に身を委ねろと諭してくる。


kn「ッッ⋯耐えられないかも」


kr「思ったより⋯⋯」


部屋の隅から2人の声が聞こえて、そちらに視線をやると段々と俺に近づいてきていた。


kr「俺いれたーい」


kn「じゃあ俺は胸でも弄ろーかな」


にやにやしながら2人が俺の目前まで迫り、我慢の限界だとでも言いたげに俺の肌を撫でた。


sm「んッ、」


肌に触れられるだけで緊張が高まって躰を跳ねさせてしまう。


shk「⋯⋯//」


シャークんは見るに耐えない、と思わされる顔で目を逸らしている。

なかむはきんとき達を軽蔑するような目つきで見ていた。


kr「ぶるーく、もう良い?」


br「んん〜⋯もっとやりたい気もするけどまぁいいよ、?」


納得いかない、そんな表情で名残惜しそうに俺の孔から指を抜いて退くぶるーく。


sm「ッふ、んん⋯」


抜かれただけなのに声が出てしまって、恥ずかしさのあまり目を瞑った。


kr「ッ覚悟してて⋯、」


にや、と悪戯っぽく微笑んだきりやんは俺がどうなっても知らない、と手加減なしに俺の孔にモノを突っ込んでくる。


sm「あ”ぁ”ッッ?!」


視界がちかちか、として意識が飛びそうになった。


kn「こっちも忘れんなよッ、」


きんときの透き通った声が聞こえたと思えば、俺の胸の飾りを弄って起こしてくる。


sm「い”ぁあッ、は、っん、」


終わる気配がしなくて、ただ感じたことの無い快楽に気持ち悪さと気持ちよさを感じて。

そうやって遊ばれ続けて、俺の意識はとうとう飛んでしまった。





目が覚めると、そこは前に居た地下牢とは別の普通の部屋⋯って感じの場所だった。

真っ白で「シンプル」を具現化した感じの部屋。

質素な空間に包まれて、俺はきっとあの時のことは夢だったのだ、と体を起こすと、腰に激痛が走った。


sm「い”ッッたぁ、”」


一気に現実に引き戻され、呻き声をあげると部屋に5人が入ってきた。

幹部の5人だった。

完全に夢じゃなかったと意識させられて絶望感を覚える。


br「あぁ、スマイルおはよ!」


kr「起きてたんだ」


お疲れ様、と小さい声ながらに同情してくれる奴もいれば、何も無かったかのように振る舞う奴も、やりすぎてごめんと謝る奴も居た。


sm「⋯⋯帰して」


各々声がけをしてくれたことには目もくれずに、俺はきりやんを睨んだ。

きりやんだけを睨んだことに特に理由は無いが。


kr「そんな睨むなって⋯。」


怯えてはいなさそうだが、少し控えめにきりやんが俺を宥めようとする。


nk「“帰してほしい”っていう要望には応えられないかなぁ」


sm「ッッ⋯それは俺がお前らの⋯その、性処理係⋯になるから、?」


恐る恐るそう尋ねる。それだけは嫌だった。

会ってから日が浅い奴と体を重ねる、ということ自体に抵抗があるし、寧ろ此奴等になんでこんなことができたのか俺には分からない。


俺が長考を始めそうになると、ぶるーくが遠慮気味に口を開いた。


br「あぁ⋯ごめんごめん、それはちょっとスマイルで遊んだだけって言うか⋯」


人差し指の指先を合わせながら言いづらそうにそう謝ってくる。


sm「⋯⋯は?」


遊んだ⋯?じゃあ俺は性処理じゃないのか?ならなんで俺は1回犯された?特に仕事がないのにどうして帰してくれない?


様々な疑問が頭を飛び交って、一瞬フリーズする。


sm「じゃあ俺は性処理じゃないってこと?」


まず最初にそう尋ね、返答を待った。


kn「うーーん⋯、まぁそうともそうでないとも言えるんだけど」


ぶるーくではないきんときが俺の問いに答える。

こちらもどこかバツが悪そうに言うから余計にどういうことか分からなくて、「どういうことなの」と少し強く言ってしまう。


kr「うーん、まぁ簡単に言うと」


きりやんがひとつひとつ確認するように話し始める。


kr「今日からスマイルには白尾国専属の暗殺者になってもらうんだけど」


さらっと重要なことを言うな。しかし、一々質問していてもずっと終わらないのでどうにか飲み込んできりやんの話を聞いた。


kr「暗殺者って大して仕事多くないから性処理もたまにやってもらおう⋯みたいな?」


自分たちで決めたことのはずなのに、自信なさげに首を傾げてきりやんがそう言い切る。


br「そうそう!!」


nk「改めてよろしく、?」


shk「俺はまだスマイルのこと信じきった訳じゃないから」


幹部にしては緩いが、そういうことなら良いか⋯⋯ってなるわけないだろ!!


sm「何だよ性処理兼業って⋯⋯。」


ため息混じりに愚痴をこぼして肩を落とす。

俺の暗殺者としての⋯⋯そして、性処理としての日常であり地獄は今日から始まる。

“どうなってしまうんだ”

ただ終わりのこない不安を抱えて俺は1日を終えた。



next↪︎♡120

暗殺者なのに幹部5人に捕まりました。

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