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「長旅お疲れ様でした。」そう言ったのは、狐のような猫のような着物が似合う女の人。「キネの館に来てくださり誠にありがとうございます。」キネの館、どこか懐かしい感じがする。「わたくし、案内人のリコと申します。」リコどこかで聞いた事があるような……
朝。カバンに・ノートパソコン・ノート・筆箱
を入れ走って駅に行く。いつもと同じ平凡な毎日。
でも今日は、違った『桜寺』という見たこともない寺を見た。とてもじゃないけど、手入れがされてるとは言えない。気づくと、稲荷像を見ていた。どこかで見たことがある狐だった。
夢で見た狐のような猫のような女の人に似ている。まじまじ見ていると、稲荷像が恥ずかしそうに笑った気がして、自然にほうが緩んだ気がした。
湿った空気、濁った空、喉が詰まるような重たい雰囲気、ビルが高く高く伸びてほぼ空が見えなくなっている。
いつまでこの生きにくいところに居なきゃ行けないんだろう…今日もあの寺にいってみようかな…
そう思ったのはあの狐のせいかな?