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『あ、あの!』
その人に話かけようと思い喋る
だが緊張して上手く喋れない
他の人とは普通に話せるのに
よく見ると元々綺麗な顔が一層綺麗に見えて
儚げな子みたいな雰囲気を感じる
「何ですか?」
少しかすれている様な声でその人は言う
『貴方は、アニーちゃんですか?』
「え、あ…はい」
『はっぁ゛…んぐぅ』
私は胸を抑えて膝から崩れ落ちた
「ど、どうしたんですか?」
「何処か涼しい所でも行きませんか?」
まさか、まさか
や、やばい
生のアニーちゃんだ
そう、私は星のアニーに人生を奪われたと言っても過言では無いほどアニーが好きなのだ
着ている服が違っても、アニー特有のキラキラ感は変わらない
今日散歩しようと思って良かったと思いながらカバンから色紙を漁って取り出す
『あ、あの…サイン下さい』
「はっはい」
アニーちゃんは慣れたようにサインを書いて渡した
うわうわうわうわ
あ゛ぎゃわいい
どうしよ、何処に飾ろうか
絶対家宝にする