ふとした瞬間を物語に

今日

自由少女

まだ眠いなんて思いながら布団の中で目を閉じている。時間を確認するのは嫌いな食べ物を口にするのと同じぐらい嫌だ。カーテンを開け今日も空が青いことを確認し、着替えをする。

何かしなければという不安と、なにもしたくないという我儘が混ざりあっている。そして今日も、恐らくなにもしないだろう。

一人が好きだけど、皆といるのも同じくらい大好き。

今日もどこかで、誰かが暇を潰している。その人のために物語を書こう。君のために書こう。そして今日も一日が終わる。私の長い人生の中のページが、また描かれていく。