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おさでい視点
俺はやなとを妬かせたい。やなとが妬いてる所を見たことがない。妬いてても隠してるだけかもしれないけどとにかくその実物をみたい。
今日は撮影の日でやなとと別々に家を出た。まず、最初のターゲットは、、ゆたたにしよう!
「ゆたた!今日も可愛いね!」
撫でながらそう言った。するとそこにやなとが到着してこちらを少し見るとどこかに行ってしまった。効果はあったのかなかったのか分からない。けど妬いてほしい気持ちは変わらない。撮影を終えたらターゲットをにしきさんに変更しよう。
撮影が終わった。早速にしきさんのところに俺は走る。
「にっしー!さっきの発言アウトだろ!ww」
「えー俺的にはここ1ヶ月で1番冴えてた気がするんだけどな」
「やっぱにっしーって天然で可愛いよな!ww」
「おさでいもしかして俺のこと狙ってんのー?笑」
冗談すぎるかも知れないが妬いてくれているだろうか。ちらっとやなとの方を見た。すると一瞬目があったが逸らされてしまった。あー帰ったらどんな反応するんだろう。可愛いんだろうな。ニヤニヤしすぎててキモイ顔してるかもしれない。だけど気持ちが高まる。
「じゃあそろそろ帰ろっかー」
ゆたたがみんなに声を掛ける。俺はいつものようにやなとに帰りの誘いをする。
「やなとー!一緒に帰ろ!」
「やだ。おれだいきりさんと帰るし。」
「え?」
「え?」
だいきりさんも驚いている。だいきりさんは俺たちが付き合っているのを知っている1人でいつも相談に乗ってもらっている。そんなだいきりさんとやなとが一緒に帰ると言っている。
「なんでよ!」
「おさでいはにっしーとかゆたたと帰ったら?」
だいきりさんも呆れた表情をしている。あー。やってしまった。でもこれって成功??なのでは??
「じゃ、お疲れ様でしたー。」
スタッフさんとメンバーにそう言って帰ってしまった。その5分後ぐらいにだいきりさんから
「お前結構やったなww」
とLINEがきた。
言われてみればそうなのかもしれない。けどやっぱり好奇心には逆らえない。家でのやなとが楽しみすぎる。
やなとくん視点
「やなとーもしかして妬いちゃったのー?w」
「だいきりさんうるさい。」
俺が1番可愛いのに。なんで他の人に可愛いなんていうの。家でもおさでいの言うことなんて絶対聞かない。だってひどいもん。
「おさでいひどくない?」
「確かになwwけどやなとが妬いてるの見たかっただけなんじゃないの?」
「絶対違うもん。俺のことなんてどうでも良いんだよ。」
「なんで半泣きなのwwどうでも良いわけないでしょw」
「泣いてないもん!」
多分目が乾いていただけ。きっと。悲しいわけじゃないもん。
「じゃ!明日も撮影あるから仲直りしろよー」
「わかった。」
そうは言っても今日は絶対に話聞いてあげないし。
帰ってドアを開けるとおさでいが居た。
「やなとさんおかえり!一緒にお風呂入ろ?ね?」
「やだ。」
話なんて聞いてやるもんか。
おさでい視点
妬いてる妬いてるあーーかわいい。少し半泣きで鼻と耳が赤くて困り眉。あの表情がたまらない。
やなとは逃げるようにお風呂場へ行こうとした。けどこの表情をもっと見ていたい。俺は抱きつくようにやなとを捕まえた。
「なにすんの!」
「お風呂一緒に入ってくれないなら一緒にテレビでも見よ。」
「それなら別にいいよ…。」
この日はホラー番組をしていて、俺はこの日を待ち望んでいた。俺は自分の膝にやなとを座らせた。後ろからでも見える耳が真っ赤でとても可愛らしい。
怖いシーンが流れる度にやなとはびくっとして「んぅ」とゆう声が出てしまう。
「怖いの?」
「別に怖くないし。」
少し可愛そうだからやなとのお腹を持って安心させる。バックハグかもしれないけれど本人は安心したのか気付いてない。するとまた怖いシーンが流れてやなとがびくっとなる。そしてやなとはとっても怖かったのかやなとのお腹を持っている俺の腕を掴んで離さない。
「かわい。」
心の声が滲み出てしまった。
「えっ!?」
やなとが嬉しそうにこっちを見る。
「あっ」
やなとは顔を真っ赤にしながら泣いていた。この涙は嫉妬の方かそれとも怖かったからか分からない。
「怖くて泣いちゃったの?」
「違うもん」
「そのっおさでいがっ、おさでいが悪いもん。」
俺は軽いやなとの体を持ち上げて俺と対面にする。
「今日おさでいがにっしーとゆたたに可愛いって言ったり、楽しそうに話してるからっ」
やなとは泣きながらそう話す。
「そっかぁー。ごめんね。」
俺はやなとの頭を撫でる。あーー可愛い。ぞくぞくする。
「いいよっ。」
やなとは泣きながら俺にハグをした。服に涙が付いてしまったがこの涙を貴重に取っておきたい。
「俺のことすき?」
「大好きだもん」
泣きながらそう言った。こんなに甘えてくれたのはいつぶりだろう。
俺はこの後すぐにやなとをベットに連れて行ってしまった。