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二人は個展の帰りにお茶を飲んでいた。
「朱未さんは、オリジナルのアクセサリーを付けていたんだね。何時も変わっていると思っていたんだけど。」「そう。彫金とか好きでね。でもそう大量生産出来る訳でも、売れる訳でも無いからエンパイアでバイトしてるんだ。」「私なんか何もやらないし、出来ないから、バイトの掛け持ちだけ。デッサンのモデルだって、ただ座ってれば良いと思ってやったんだけど、上手く行かなかった。」「あの教授、面白い人だね。絵なんか分からなくっても何も言わない。」「そういつもあの調子。有名らしいけど、私も絵画は、もう一つよく解らない。」
朱未は個展に入って来た、女性を思い出していた。(どっかで見たような…何処だったかな…)