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みー
8
Codeレイ
46
†
バタンッ!!
主の部屋のドアが大きな音を立てて開いた。咄嗟に主はびくっと体を震わせたが、ベリアンは構わず動き続けるので、主もまたそれに応えて甘くなき続けるしかなかった。
「っ、◯◯さん!」
アモンが来たから当て付けなのか、主の中に入れながらも主の突起物を優しく撫で始めた。
「もうやめるっすよ!ベリアンさん!!」
アモンの顔を見た時、主はハッと我に返った。アモンの恋人なのに、ベリアンからの痛みも愛も受け入れてしまった事に心がぐちゃぐちゃになっていった。
アモンは部屋に入った時と今の主の違いを感じ、主の手を握り締め、主の名前を呼んだ。絶望を経験したからこそ分かる、地獄に突き落とされたような感覚を主から感じ取った。
「ぁっ、アモンっ…ぁんっ嫌!ベリっアン!もう止めて!じゃないと、ハァっん、ぁっ…こんなの嫌ぁ!アモンっ!嫌ぁ…っん!アモン!アモン!!ぁぁあっ!」
主は泣きながら体をびくびくと震わせ、アモンの手を握りながら達してしまう。
アモンは未だ腰を振り続け離れようとしないベリアンを殴りつけた。
「…もう少しで終わりますよ。…でも、またそろそろ達しそうですか?」
主は首を横に振るが、体はやはり快楽には抗えずひたすら甘く切ない声でなき続けた。アモンは必死で2人を離れさせようとしたが、主に手を握られている以上なかなかに離す事は出来ない。
「っもう出そうです!◯◯さん、このままでも良いですか?…良いですよね♡」
ベリアンは主の足を持ち、奥深くまで突き上げ主の中に出している時、アモンは主に握られている手を振り切り力の限りベリアンを突き飛ばした。
ベリアンのものは主の中には全て入り切らず、入り切らなかったものはシーツの上にぶちまかれた。
「…いい加減にするっすよ。ベリアンさん。これ以上、◯◯さんを傷付けるなら…」
「アモン!!」
主は必死で体を起こしアモンの言葉に被せるようにアモンを呼び、首を横に振った。
もう誰も傷付いて欲しくない、今は何も考えたくない、感情がぐちゃぐちゃで泣くことしか出来なかった。
アモンは椅子に掛けてあるブランケットを手に取り主に掛け、ベッドから落とされた主の服を手に持ち、一刻も早く主を連れて部屋から出ようとした。
「っアモン、ごめんなさい…動けないの。」
「…良いっすよ。体は大丈夫っすか?…服着たら、ルカスさんに診てもらうっすよ。」
アモンは主の両手首に若干血が滲んでいるのを見て、悔しさと申し訳なさがあふれてきた。
「すぐに助けてあげられなくてごめんなさいっす、服着てください、そしたら3階の執事室に行くっすよ。」
主は服を受け取ったがなかなか着れず、アモンに着させてもらい、横抱きにされ、3階の執事室へと連れて行ってもらった。
ベリアンは突き飛ばされてから動く事もなく、頭の中でぐるぐると思考を巡らせていた。
主に対しての気持ち、主がアモンを想う気持ち、アモンが主を想う気持ち…自分がした事はただの気持ちの押し付けでしかなかった。
ベリアンは、主に対してなんて事をしてしまったのだろうかと今更ながらに思った。
主に会いたい、会って心の底から謝りたい、謝って済むことでもない事は分かってはいるが謝らせて欲しい、色んな気持ちを抱えながら主の部屋を綺麗に直し始めた。
主の部屋を全て片付け終わった後、ベリアンは1階の執事室へ向かって行った。
ロノとバスティンは元気のないベリアンを心配したが、ベリアンは”大丈夫ですよ“としか言わず、その日は天使の研究はせずに早めに床についた。
ベッドにもぐってもベリアンはなかなか寝る事が出来なかった。
(これから先、主様と2人になる事は愚か…ずっと会う事が出来なくなるかもしれない。私には会いたい気持ちはあっても、主様は会いたくないと思ってしまうかもしれない。
主様と距離を取らなければならないのなら、私はこれから先何を糧に生き続けなければいけないのだろう…)
ベリアンは眠りにつくまでこれからの主との事をずっと考え続けた。
†††
3階執事室前─
「ルカスさん、居るっすかね…。主様、立つことは出来るっすか?」
主はなんとか立つ事は出来ても、すぐにへたり込んでしまいすぐにアモンに横抱きしてもらった。
「…ごめん。もう体力がなくて。」
主は必死に抵抗したのだろう、声も少し枯れてしまって声が出し辛そうだった為、ノックをしてから返事を待った。
「はいはーい♪あ、主様♡とローズ君!?って、え!?主様!どうしちゃったんですか?」
「…ルカスさん、居るっすか?手当てして欲しくて。」
出てきたのはラムリだった。ラムリはすぐにルカスを呼んできてくれて、医務室まで運んだ。
アモンは主をベッドに座らせようとするとアモンから離れる事を嫌がり、アモンは主を横抱きのまま自身の膝の上に乗せルカスと話し始めた。
「… 見るからに体力の消耗も激しそうだし、震えて怯えているような…それに1番気になるのは、主様の手首の傷だね。明らかにこれは人が押さえつけたような跡…
こんなになるまで抵抗したのか、押さえつけられたのかは分からないけどね。 主様に何があったのか説明出来るかな?」
「…俺からは説明出来ないっす。何も知らない訳じゃないっすけど主様の名誉の為に、話す事は出来ないっす。」
アモンは、最初から止める事が出来なかった事が悔しかったし、もっと体力を付けていればこんな事にはならなかったかもしれないと後悔した。
「…分かった。じゃぁ手首の治療をしようか。主様、私に手首を見せて頂けませんか?」
主は震える手をゆっくりルカスに差し出した。ルカスの治療はすぐに終わり、最後に包帯を巻かれた。
「…ルカス、これは大袈裟だよ。包帯巻くほどじゃ…」
主の言葉に被せてきたのはルカスだった。ルカスは、これで良いんですよ、と言って次に主ののどを診た後、少し腫れていたため薬を飲んだ。
最後に体力の消耗が激しいとの事で、絶対安静になったが、アモンがベッドに横にさせようとしても離れようとしなかった。
「甘えるのはここでもう終わりっすよ?主様は今日はここでおやすみっす。俺ももう戻らないといけないっすからね!」
「っ、絶対に嫌よ。アモンが居ないと嫌!離れたくないの。…お願いだから、私の側に居てよ。
アモンはそんなに私と離れたいの?…私の事、嫌いになったの?」
ルカスは、アモンに泣き縋りついてしまった主にどうやって納得してもらおうかと思ったが無理そうなのを悟り、アモンにも一緒に医務室に居てもらう事になり、ルカスは1度執事室に戻っていった。
†††
「…もう泣き止んだっすか?主様。」
「…うん。ごめんなさい。我儘ばかり言って。でも、ホントにアモンから離れたくないの。1人で居たらきっとさっきの事、考えちゃうから…今は何も考えたくないの。アモンから離れたくないの。」
アモンはまた泣きそうになる主を抱き締めた。医務室のベッドに寝かせようとすると離れたくないとまた主は言ったが、一緒に寝る事を伝え2人並んで寝転がった。
「アモン、これだけは確認しておきたいの。アモンは私の事、嫌いになっちゃった?こんな事になっちゃったけど、ずっと好きで居てくれる?」
主は声も体も震わせながら、話すのもやっとの声でアモンに聞いた。するとアモンは主を腕枕して優しく抱き締め、耳元で優しい声で言った。
「大好きっすよ、主様。もう寝るっすよ?明日もまたお仕事なんですから、起きられなくなっちゃうと大変っすよ?」
アモンの腕に抱かれ落ち着いたのか主は“うん。”と返した後、すぐに意識を手放した。アモンの体からほのかに香る薔薇の香りを全身で感じたせいか、主はすっかり安心仕切ったようだった。
暫くして─
アモンを呼ぶ声がした。
コメント
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**作者 (みー):** 第6話、読ませていただきました。 **みぅ🤍🥀:** うわ…この話、読んでて心がぎゅってなったよ…。ベリアンの歪んだ執着と、それに応えてしまう主様の苦しさ、でもやっぱりアモンを求めてしまう気持ちの揺れ動きが痛いぐらい伝わってきた。ベリアンが後悔してるシーンも切なかったな…。アモンがずっと主様のそばにいてくれて、本当に良かった…「大好きっすよ」って耳元で言われて一緒に寝てくれるの、尊すぎて泣けた🥀🤍