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「おはようございます」

いつも通り明るい声で、

笑顔で言う


『あぁ、おはよう!』

ウザったらしい声だこと、


『ねーね、昨日の妹の迎え大丈夫だった?』

『けっこう寒かったけど!』

この子は……昨日帰るのに誘われた子かしら


「えぇ!大丈夫でしたよ」

精一杯、元気な声で言う



『そっかぁ!よかったね!』


笑顔を浮かべているけど、その裏では何を思っているのかしら


『そろそろ席につけぇー』

50代くらいの男の教師が教室に響き渡る程の声で呼びかける


「ほら、行かないと怒られますよ?」

丁度よかったわ

『あ、そうだね!またね!』

「はい」

そう返しながら、私は自分の席についた

冷たく、硬い椅子へ


『やーっと昼休みだね!』

「えぇ、」


『ねーね!私たちも一緒に食べていいかな?』

「はい!是非!」

「けれど、」


「いいかしら?」

『うん!』





『やっと帰りだねぇ〜』

『あ、私トイレ行ってからにするね!』

『先帰ってて』

その子はバッグを持ち、手を振りながら教室を出ていこうとした


その時に、笑顔で私は


「わかった!」

と、答えた




ふと、トイレの前を通りかかった時に聞こえたわ


『ねぇ、あの子人の前で昼ご飯食べるの断れると思ってるのかな』

『ほんっとタチわるい』

『シンジラレナーイ』


「……」

そんな事に聞く耳持たずに、素早く通り過ぎていった

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