テラーノベル
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最近、こさめは思う。
🦈(あれ? こさめ、放課後よくすっちーといるような……?)
特別に約束をしているわけじゃない。
でも、気づくと隣にいる。
🍵「こさめちゃん、今日部活ないんだよね?」
放課後の教室で、すっちーが眠そうに首を傾げる。
🦈「うん!今日はないよ!」
🍵「そっか……じゃあ、図書室行く?」
🦈「行く行く!」
こさめは即答だった。
まぁ本が好きなのもあるけれど理由はそれだけじゃない。
🦈(静かな場所、好きだし……)
その横で、すちは少しだけほっとしていた。
🍵(断られなくてよかった……)
教室を出ると、後ろから声が飛ぶ。
🌸「すち、また一緒?」
LANがにやにやしながら言った。
🍵「偶然だよ」
すちはそう答える。
🍍「その偶然、週何回だよ」
なつが突っ込む。
🍵「……数えてない」
🍍「はいはい」
みこちゃんは笑いながら、こさに手を振った。
👑「こさめちゃん、いってらっしゃーい!」
🦈「いってきまーす!」
いるまは静かに二人を見送ってから、ぽつりと言う。
📢「……すちは、こさめといると眠くならない」
🌸「それ、重要ポイントな」
LANが頷いた。
図書室。
静かな空間に入った途端、
すっちーの動きが一気にゆっくりになる。
🍵「……落ち着く……」
🦈「また寝る気でしょ?」
🍵「ばれた?」
🦈「だめだよー」
こさめは笑いながら、すっちーの前に本を置いた。
🦈「ほら、これ読んで起きてて!」
🍵「……優しい」
🦈「こさ、元気係だから!」
意味は深くない。
でも、すちの胸にはちゃんと残る。
🍵(元気係……俺にだけ、じゃないよな)
すちはページをめくりながら、
こさめの横顔をちらりと見る。
楽しそうに本を選ぶ姿。
小さく鼻歌を歌いそうな雰囲気。
🍵(かわいい……)
でも、それを口にする勇気はない。
しばらくして。
🦈「……すー……」
🦈「……すっちー?」
案の定、すちは机に伏せていた。
🦈「もう、また寝てる!」
こさめは呆れつつも、声を潜める。
🦈「起きると寒いかな……」
そう言って、自分のカーディガンをそっとかけた。
すちは目を覚まさない。
🦈(寝顔、静かだなぁ)
それ以上、何も思わない。
こさめはそれで終わりだった。
——それを見ていた人物がいる。
本棚の影から、みこと。
👑「……尊い……」
後で合流したLANとなつ、いるまも揃ってため息をついた。
🍍「こさめ、完全に無自覚だな」
なつが言う。
🌸「すち、完全に惚れてるな」
LANが続ける。
📢「……このままだと、すちは寝てる間に恋が終わる」
いるまが静かに結論を出した。
夕方。
🦈「すっちー、起きて。もう帰るよ」
🍵「……ん……ありがとう、こさめちゃん」
すちは少しぼんやりしたまま立ち上がる。
🍵「一緒に帰ろ」
🦈「うん!」
廊下を並んで歩く。
🦈「すっちー、ちゃんと夜は寝なきゃだめだよ?」
🍵「こさめちゃんと一緒にいると、安心して眠くなる」
🦈「それ、褒めてる?」
🍵「……褒めてる」
こさめは笑った。
🦈「ならいいや!」
その無邪気な返事に、すっちーは小さく苦笑する。
校門の前で別れるとき。
🦈「また明日ね、すっちー!」
🍵「うん。気をつけて帰って」
こさめは元気よく手を振って走っていく。
すちはその背中を見送りながら、心の中で思った。
(……好き、なんだけどな)
まだ言えない。
まだ言わない。
その想いを知っているのは、
少し離れた場所で見ていた“応援団”だけだった。
はい
他メンバー、🍵🦈応援団を書くのがめちゃ楽しいです
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